学生生活

なぜ材料グリーンプロセス研究室なのか  ―古井先生・加藤先生のニーズと私のシーズのマッチング―

| 投稿者: 機械工学科

 皆さん、こんにちは。

 材料グリーンプロセス(古井・加藤)研究室に仮配属となりました、工学部機械工学科3年生の井上凌太です。

 このブログでは、私が材料グリーンプロセス研究室を選んだ理由や、私の目標との関連性などについて話していこうと思います。

 

 唐突ですが、皆さんは研究室を選ぶ際に何を重要視しますか?

 研究内容,コアタイムの有無など基準は様々だと思います。

 私は研究室を比較する中で、「就活支援」を重要視しました。

 大学の研究は多くの学生にとって通過点であり、その後の人生に結びつけることが重要です。

 材料グリーンプロセス研究室では、研究室訪問の段階から研究室の卒業生の名だたる企業への就職実績や、予定している企業説明会・工場見学会の情報などを事細かに教えていただきました。

 また、工学部就職特任の先生からも、就活に強い研究室というお墨付きをもらっており、安心して選べる研究室だと感じました。

 就活は大学生にとって未知なもので、現在進行形で就活をしている私自身とても不安に感じています。

 その中で、研究室からサポートを受けられることは、不安な就活の大きな後ろ盾になります。

 これだけでも、自信をもって材料グリーンプロセス研究室を選択する理由になると思います!

 

 ここで、私が材料グリーンプロセス研究室に配属された、自己推薦選考についても少し触れようと思います。

 自己推薦選考では事前に提出する調書と、それに基づいて行われる面接があり、古井先生,加藤先生の「ニーズ」に照らし合わせて判定されます。

 そのニーズとはズバリ「5つの気」、「協調性」、「体力」です。

 協調性と体力については聞きなじみのある言葉だと思います。

 唯一、聞きなじみの無い言葉である、5つの気とは、「やる気・元気・本気・根気・勇気」を指します。

 これらのニーズに対して私は、中学,高校の部活動で部長を務めたことで身に付けた協調性、何事にも本気で取り組める姿勢、また、機械工学科での学修やコーオプ実習で培った能動的なコミュニケーションスキルなどのシーズを面接でアピールしました。

 その結果、合格をいただけたため、先生方のニーズと私のシーズがマッチしていたということだと思います。

 私は決して優秀な成績ではないので、古井先生,加藤先生は学生の本気度をしっかりと見て下さっていると感じます。

 我こそはと思う人は、積極的に自己推薦選考にチャレンジしましょう!

 

 このブログを読んでいる高校生や機械工学科の後輩の皆さんも、すでに材料グリーンプロセス研究室に魅力を感じ始めているのではないでしょうか!

 しかし、研究室は就活のために所属する場所ではありません。

 もちろん研究を行い、メンバーと切磋琢磨しながら自分を高める場です。

 本研究室の目標は環境負荷が小さい材料製造プロセスの開発や次世代型モビリティの車内サウンドデザインを通じて、持続可能な(グリーンな)社会の構築を目指すことです。

 主に、金属・セラミックス・音響の領域を中心に研究を行っています。

 次は、そんな本研究室の研究内容と私の目的とのマッチングについてお話しします。

 

 私は、漠然と機械が好きという理由で、工学系に進むと決め東京工科大学機械工学科の門を叩きました。

 その意識のまま3年生になり、研究室配属の時期を迎えました。

 高校生活の3年間もとても短く感じましたが、この2年間はそれよりもずっと短く、“歳月人を待たず”ということわざが身に染みました。

 それはさておき、研究室を選ぶときに、自分の目的を定める必要があると感じ、自分の経験や学びを振り返りました。

 その中で、車の乗員の快適性を向上させるような研究をしたいと思うようになりました。

 この考えに至った理由を説明します。

 私は、電車やバスなどの乗り物があまり得意ではありません。

 経験がある方も多いと思いますが、乗り物酔いをしてしまうことが多いからです。

 電車、バスに酔ってしまう理由として、振動と音があります。

 特にバスの後ろの席で、道路からの振動やエンジンの振動を感じることがあると高い確率で乗り物酔いを起こしてしまいます。

 私は、乗り物酔いはある程度仕方がないこととして、生活していました。

 その一方で、機械工学科の講義や実験などで、材料について興味を持ち、振動や音に関する問題は車体を構成する材料から解決できるのではと考えました。

 そのような背景から、「材料×音」、「材料と音のマリアージュ」、「心地よさ」などのキーワードの下で研究している、材料グリーンプロセス研究室は私の希望とマッチしていると感じ、所属を決めました。

 本研究室では既に、超磁歪材料による小型電気自動車のノイズキャンセリングシステムの開発など、私の目標に近い研究を行っています。

 そこで、私が機械工学科での3年間で身に付けた「シーズ」(ノウハウやスキル)を活かして、材料と音響の両方の分野から、機械の快適性を追求する研究に取り組みたいと思っています。

 

 最後に、今後、研究室配属を迎える機械工学科の後輩、機械工学科に入学する高校生の皆さんへのメッセージを贈ります。

 納得できる人生の選択をするためには、それに見合った努力が必要になると思います。

 機械エンジニアとしての人生の方向性を左右する研究室選びであれば、一般配属選考でGPA、自己推薦選考では自分を的確にプロモーションすることが求められます。

 最大限の努力を惜しまないようにしましょう!

 私も来るべき人生の進路選択では、単なる就職活動ではなく、「就職勝動」の意気込みで、希望する企業の就職内定を勝ち取るべく最大限の努力をします!

 先を見据えた選択、最善の備えを!

 

 最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

超激戦の材料グリーンプロセス研究室自己推薦選考を振り返って

| 投稿者: 機械工学科

 皆さん初めまして.

 2024年度後期より材料グリーンプロセス(古井・加藤)研究室に仮配属となりました,工学部機械工学科3年の佐藤空和です.

 このブログでは私が経験した機械工学科研究室配属の自己推薦選考を振り返ると共に,皆さんに自己推薦選考について詳しくお話ししたいと思います.

 

 まず,機械工学科の研究室配属には3つの選考方法があり,各研究室が定めたそれぞれの採用方法で決まる自己推薦選考と,2年後期までの学修成績(GPA)の高い順に決まる一般1次配属,一般1次配属で不合格となった場合の一般2次配属があります.

 ここで,私が自己推薦選考を志望した3つの経緯をお話しします.

 1つ目はコーオプ実習を通して材料に興味を持ったからです.

 2年後期のコーオプ実習では貴金属スクラップや産業廃棄物を扱う企業で実習を行いました.

 様々な業務の中で貴金属材料に触れる機会があり,材料の見分け方や特性などを学びました.

 ものを作る上で材料は不可欠であることは言うまでもありません.

 私はコーオプ実習を通して得た材料の知識を,材料グリーンプロセス研究室のモットーである正しい材料選択と,適切な箇所に材料を配置する適材適所のスキルを身に付けることにつなげたいと考えました.

 2つ目は就職支援の手厚さです.

 本研究室を訪問した際,古井光明先生の詳細な説明があり,そこで卒業生が東証プライム上場企業や数多くの優良企業に就職実績があり,また3年後期の創成課題での就職サポート,例えば独自の企業説明会や工場見学会などの企画を知りました.

 私はこのような充実した環境の中で,納得のいく就職活動がしたいと思いました.

 3つ目は本研究室が毎年大人気であるという点です.

 今回の自己推薦選考では定員3名のところ応募者が12名という超激戦でした.

 私はGPAで決まる一般1次選考では入るのが難しいと判断し,本研究室に入るチャンスを逃す訳にはいかないという強い思いから,あえて超難関の自己推薦選考を志願しました.

 

 ここからはそんな超激戦の材料グリーンプロセス研究室の自己推薦選考の概要についてお話しします.

 本研究室の自己推薦選考は調書と面接の2つで審査が行われました.

 調書ではコーオプ実習でためになったこと,どのような材料や音響に興味がありまたそれを活かしてどのようなものづくりを行いたいか,自己PRの3つの設問がありました.

 この中でも特に自己PRはこだわってしっかり書き込みました.

 私は小学5年から高校3年まで8年間野球に打ち込んでいました.

 その経験をもとに培った私の長所である責任感や,本研究室が大切にしている5つの気(やる気,元気,本気,根気,勇気)をもって果敢に取り組むんだという熱意を,野球のエピソードやそれを通して感じたこと・考えたこと・成長などを交えて具体的に書きました.

 

 次に面接です.

 面接では調書に書いたことを中心に質問がありました.

 面接は私ひとりに対して古井光明先生・加藤太朗先生のおふたりが面接官だったこともあり,とても真剣な雰囲気で行われました.

 面接と聞くと,緊張して言葉が出てこないなど苦手意識を持っている人が多いと思います.

 私も話すことが得意ではなく,面接はかなり緊張しました.

 面接を終えて少し言葉がつかえてしまったり,緊張から身振り手振りが大きくなり過ぎたという後悔があります.

 その一方で,うまくいったこともありました.

 それは面接の所作です.

 私は面接対策をしていく上で熱意を伝えるにはどうすればよいのかを常に自問自答していました.

 もちろんしっかりとした受け答えをするのは当然のこととして,それ以上に面接の所作が重要ではないかという結論に至りました.

 ノックの回数や部屋の入退出,椅子の座り方など,これらは細かいポイントですが面接官は必ず見ていますし,気配りや人間性が表れるポイントだと思います.

 幸い中学や高校時代も面接の練習をしたことがあり,面接マナーにはある程度自信がありました.

 その経験を自己推薦選考の面接に向けてさらにブラッシュアップし実践したことで,所作から自分の熱意を伝えることができたのではないかと思っています.

 面接は緊張しますし,練習通りにいかないことが多いです.

 しかし,苦手な中でも所作のように対策すべきことはありますし,それを実行することは非常に重要であると今回の面接で学びました.

 

 最後に私からのメッセージです.

 このブログを読んで下さった高校生の皆さん,まずは勉強と部活に全力を注いで下さい.

 その中で,学びや気付きが絶対あるはずです.

 ぜひ,高校で学んだことを皆さんの未来につなげて下さい.

 次に機械工学科1,2年生の皆さん,研究室配属の自己推薦選考はGPAに関係なく皆さん1人1人に権利があります.

 ぜひ有効に活用し,なりたい自分になるために,後悔しない満足できる研究室選びをしてください.

 

 最後まで読んで下さりありがとうございました.

卒業おめでとうございます!

| 投稿者: 機械工学科

皆さん、こんにちは!

機械工学科のヒューマンセントリックモビリティ研究室の禹です。

3月19日に学位記授与式が行われました。

 

4年生のさん、卒業おめでとうございます!

禹研究室では学士7名が卒業しました。1年間それぞれが、自身の研究に対して様々に努力した成果が卒業論文という形で表れたと考えています。

 

また、本研究室に所属している曽根優夏さんが日本ロボット学会の「優秀学生賞」を受賞しました。おめでとうございます!

曽根さんは国内の「電気学会ものづくり研究会」から国際の「The 24th International Symposium on Advanced Intelligent SystemsISIS2023)」まで、様々な学会に活発に参加し、意欲的に研究を行いました。来年度から修士進学予定であるため、さらなる活躍が期待できる学生です。

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図1.日本ロボット学会「優秀学生賞」を受賞しました!

 

卒業後、賑やかだった研究室が静かになっていることをみると、一気に寂しい気持ちが出てくることもありますが、新4年生がこれから頑張って研究できるように引き続き応援の体制を整えておきたいと考えております。

 

卒業生の皆さんは自分の夢を叶えるために引き続き頑張ってください!

私は皆さんを応援する側として頑張ります。

学士・修士一貫早期修了プログラムを申請して

| 投稿者: 機械工学科

みなさん、こんにちは。

 

古井光明先生・加藤太朗先生の材料グリーンプロセス研究室に所属しています、工学部機械工学科3年生の長沼琉世です。

 

私は「学士・修士一貫早期修了プログラム」を利用して、2023年9月より機械工学科4年生として卒業課題Ⅰに取り組み、2024年9月からは工学研究科サステイナブル工学専攻へ進学しようとしています。

このブログでは、私が「学士・修士一貫早期修了プログラム」を申請した時の心境についてお話しします。

 

まず、学士・修士一貫早期修了プログラムについて説明します。

通常、大学は学部4年間,大学院は修士2年間の在学期間を経て、それぞれ学士および修士の学位を取得します。

一方、本プログラムはその6年間を学部3.5年+修士1.5年の合計6年間で修了するため、通常コースよりも、1年早く修士の学位が取得できます。

私がこのプログラムを申請した理由は正にこれです。

修士課程の修了を1年短縮することで、その分の学費が節約できます。

さらに、就業年数が1年長くなるため生涯賃金が高くなるメリットもあります。

私は機械工学科1年生の時から進学を視野に入れていたため、これは申請しない理由がないだろうと思い、当プログラムを申請しました。

 

ただし、このプログラムを志願するためには、2年終了時に、2年生までのすべての必修科目を含め88単位以上を修得すると共に、累積GPAが3.0以上であり、かつ、累積GPAによる学科内の成績順位が上位10%以内である厳しい条件をクリアしなければなりません。

私がこのプログラムの申請条件を満たしていることがわかった時は、機械工学科1年生から積み上げてきた学修成果が正当に評価されて、とてもうれしかったです。

私は勉強が得意ではないため、成績を上げるのは簡単ではありませんでした。

講義の内容や課題が理解できず、苦労することも多々ありました。

それでも、わからないことは真剣に勉強し、良い成績をとり続けてきました。

これまでの努力や苦労が報われて、プログラム対象者となったのはとても光栄に思います。

 

その一方で、不安な気持ちにも襲われました。

学士・修士一貫早期修了プログラムでは、3年生の後期から卒業研究が始まります。

このタイミングではまだ必修の講義があるため、講義を受けながら卒業研究をしなければなりません。

また、4年生の前期は大学院の講義をイミグレーション履修しながら研究活動を行います。

大学院の講義は内容がより専門的になるため、今までより苦労することが容易に想像できます。

加えて、就職活動も平行してやらなければならないため、とても忙しくなります。

講義・研究・就職をバランスよく進めるハードなスケジュールを乗り越えられるかどうか不安に感じています。

 

このような気持ちを抱えながら学士・修士一貫早期修了プログラムを申請しました。

10月には卒業研究のテーマが決まり、材料の音色が人の心地良さに及ぼす影響を音響学的解析により明らかにする課題に取り組んでいます。

材料グリーンプロセス研究室の指導教員である古井先生・加藤先生とディスカッションし、自らも試行錯誤を繰り返しながら、材料と音のマリアージュを科学したいと思っています。

卒業研究も、また修士研究も自分が今までやってきたようにコツコツと努力を重ねることで乗り越え、社会に貢献できる成果を挙げていきたいです。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

激戦の自己推薦選考を勝ち抜いて

| 投稿者: 機械工学科

こんにちは.

2023年度後期より,材料グリーンプロセス研究室に仮配属となりました機械工学科3年生の匂坂真子です.

このブログでは,私が経験した研究室配属の自己推薦選考についてお話ししていこうと思います.

 

私が所属する機械工学科の自己推薦選考は各研究室が決めた方法で,一般選考の前に行われます.

そのスケジュールは

 5月15日(月)~5月21日(日);研究室訪問(配属を希望する研究室を訪問し,研究内容や研究室活動について教員や上級生から説明を受ける.)

 5月22日(月)~5月29日(月);自己推薦選考申請(志望動機などと共に,配属を希望する研究室を申告する.)

 5月31日(水)~6月14日(水);選考(各研究室が定める方法で候補学生を選考する.)

 6月16日(金);選考結果発表

でした.

 

自己推薦の行方を決める材料グリーンプロセス研究室の選考は,所定の調書を手書きで作成する,そしてそれに基づいた面接でした.

それらの一番のポイントはやはり,調書に設問があり,また面接でも尋ねられた「材料グリーンプロセス研究室の自己推薦選考を志願した動機・理由」です.

私が材料グリーンプロセス研究室の自己推薦選考を願い出た理由は,材料はものづくりの基礎であり,中でも機械のエンジニアは,機械を設計する際に材料を正しく選択し,適切な箇所に配置する能力が求められることを知っていたからです.

古井先生がサステイナブル機械材料の講義で説明された「適材適所」のセンスを身に付け,ぜひ実践したいと思っていました.

研究室配属において材料グリーンプロセス研究室は毎年人気が高い一方で,私はGPAがあまり高くないため,一般選考で合格する自信がありませんでした.

そのため一回でも多く選考の機会を得るために自己推薦選考を選択しました.

予想どおり材料グリーンプロセス研究室を希望する学生は多く,自己推薦選考は定員3名のところ7名の応募がありました.

機械工学科の中では最も高倍率と聞いています.

 

そんな大激戦の自己推薦を勝ち抜くために私が意識したことは調書の書き方です.

調書は手書きである上に,面接時に古井先生と加藤先生が必ず読まれます.

調書が私の第一印象を左右すると言っても過言ではないと思います.

文字の上手・下手ではなく,丁寧に書くことによって私が材料グリーンプロセス研究室でやりたいこと・目指していることが熱意をもって古井先生・加藤先生に伝わると考えました.

わかりやすい調書を書く方法として,まずはきちんと下書きをし,しっかり校正してから清書をしました.

それにあたって,コーオプ演習Ⅰで学んだKJ法を活用して,別の紙何をやりたいのか,どのような材料に興味があるのかなどをひたすら単語で書き出しました.

例えば「どのようなものづくり,ちえづくりをするか」を考えたとき,まず医療器具や介護補助器具など興味がある製品をリストアップしました.

次に,高齢者や子供,女性,男性,猫,犬など,書き出した製品の対象となり得る単語を挙げました.

同じ器具でも,使う人に応じて,材料は適切に選択しなければならないことを述べました.

書くことによって自分の頭の中にあるコンテンツを目に見える形として整理し,それらをつなげて文章化することによって,具体的で伝わる調書にまとめることができたと思います.

 

次は、最難関とも言うべき面接です.

キーワードを書き出す→整理する→文章化するという,調書を作成する一連の作業によって,瞬時に,また簡潔に答えることが求められる面接も,何とかクリアしました.

面接の対策として,調書の内容や研究室に関する質問には,きちんと答えられるようにしました.

特に「材料グリーンプロセス研究室の自己推薦選考を志願した動機・理由」は面接で必ず尋ねられると予想したため,調書に書ききれなかった詳細まで話せるようまとめておきました.

 

自己推薦選考をすべて終えた今感じていることは,調書は伝えたいことを明確にする(要点整理),面接ではそれらを伝えようとする強い気持ち(熱意)が大事だということです.

自己推薦選考を申請する学生は,その研究室に強い思いやこだわりがある人ばかりです.

つまり,その学生の数だけ調書の書き方や面接への対策があります.

ここでも大事なことは「適材適所」で,求められていること・伝えたいことを見つけ,それを文章の中で適切にアレンジすることによって,より効果的なアピールにつながります.

私が行った調書・面接への対策は、単に激戦の自己推薦選考を勝ち抜くためだけでなく,この夏休みから始まる就職活動にも活かせるものです.

自己推薦選考の機会を与えて下さった古井先生・加藤先生に感謝すると共に,さらに高いレベルのプロモーションを目指して,自己研鑽に励みたいと思っているところです.

 

最後までお読みいただき,ありがとうございました.

機械工学実験講座

| 投稿者: 機械工学科

皆さん、こんにちは。機械工学科の学科長の高橋です。

 

工学部機械工学科では、820日(日)のオープンキャンパスの際に、機械工学に関連した事項をわかりやすく実験で体験できる“機械工学実験講座”を下記の通り開催します。午前中のオープンキャンパスに参加・キャンバスランチ(無料)で食事した後でも参加できます。下記フォームよりお申込みください。

 機械工学実験講座は下記フォームよりお申込みください。

■機械工学実験講座申込はこちら
https://www.teu.ac.jp/siryou/pc/2023.html

オープンキャンパスに参加される方は必ず下記フォームからも申込みください。

■8月20日オープンキャンパス申込フォーム(申込制/入退場自由)
https://www.teu.ac.jp/entrance/open/reception/index.html

機械工学実験講座
コース 1)振り子による剛体の慣性モーメントと重力加速度の測定実験 2)鉄鋼材料の熱処理 3)工学的な視点から『音』について解明しよう!
実験概要  重力のおかげで、大気が宇宙へ拡散していかず地球のまわりに存在できます。生命の維持以外にさまざまなことに密接に関係しており、重力を深く理解することは重要なことです。今回の実験では、古典的なボルダの振り子による重力測定と、可搬型絶対重力計の原理について説明した後、本学で新たに制作した剛体振り子を用いた光学的時間測定とデータ処理システムによって重力加速度を推定します。同時に慣性モーメントの概念についても深く学びます。 身近にある素材(ピアノ線・針金)や器具(カセットコンロ・ペンチなど)を使って、加熱と冷却の組み合わせから成る種々の熱処理を体験し、焼きなまし・焼き入れ・焼き戻しに伴う鉄鋼材料の強度や靱性の変化を体感します。また、引張試験を行って応力ひずみ曲線を作成し、鉄鋼材料の引張強さや伸びを実測します。 私たちの生活に身近な『音』について、工学的な視点から学習していきます。今回の講座では①物体の振動と音の発生のメカニズム ②人の音の聞こえ方(ラウドネス) ③音楽による快適性の向上について、簡単な実験や体験と解説を通して音のしくみや不思議な現象を学んでいきます。音や振動について苦手意識がある方でも気軽に学べる内容になっています。
人  数 9名 10名 10名
備  考 無償 無償 無償
スケジュール 12:30-12:50 受付 12:30-12:50 受付 12:30-12:50 受付
13:00-16:00 13:00-15:00 13:00-15:00

 

東京工科大学で何を学ぶ!? 3年生前期までの学修を振り返って

| 投稿者: 機械工学科

 機械工学科公式ブログをご覧のみなさん、こんにちは。

 6月に古井光明先生・加藤太朗先生の材料グリーンプロセス研究室への所属が決まりました、機械工学科3年生の三浦義樹です。

 このブログでは、私の3年生前期までの学びについて振り返っていきます。

 

 東京工科大学工学部では、社会人基礎力やものづくり仕事力を養うコーオプ教育,ものづくりの持続可能性を定量的に評価するためのサステイナブル工学,世界で通用するエンジニアになるための国際的なセンスや教養・語学力を学ぶグローバル教育をカリキュラムの3本柱に位置付けています。

 私が所属する機械工学科でも、この3本柱を中心に、機械工学の最先端の科目が適正に配置されたカリキュラムツリーによって講義が展開されています。

 これまでの学修で特に印象に残っているのは、工学部の3つの特徴であり、社会的にも認知・評価されているコーオプ教育と、座学・実習・実演を通して、ものづくりの持続可能性を学ぶサステイナブル工学の2つです。

 

 まず、コーオプ教育についてです。

 コーオプ教育とは、学内の学修と学外での就労経験型実習を組み合わせたプログラムで、約2か月もの長期にわたるインターンシップの前後に事前学修と振り返り学修が有機的に組み込まれているカリキュラムです。

 私は2年次の後期に、業務用クリーニング機械を製作している企業で部品の加工を行いました。

 また、実際にその機械を使用している顧客を訪問してメンテナンス作業などを行いました。

 私はそれらの実習を通して、どのような作業にも丁寧に、また粘り強く向き合うことができるという長所に気付きました。

 私のミスで企業に迷惑が掛からないよう細心の注意を払い作業を行ったところ、部品の仕上がりが以前よりも良くなり、作業効率も上がりました。

 また、企業の方には丁寧な作業をほめていただき、自信になりました。

 私が4年次に取り組む卒業研究は言わば、答えを見つける作業・答えを作る作業。

 その過程は試行錯誤の連続かと思いますが、丁寧に粘り強く取り組むことができる私の特徴を最大限発揮してがんばりたいと思っています。

 

 次はサステイナブル工学です。

 サステイナブル工学とは、サステイナブル社会の充実・発展に貢献するために、ライフサイクル思考に基づいて、Planet(地球環境との調和),People(生活の質の向上),Prosperity(経済の活性化)という3つの”P”の視点を同時に考慮し、それぞれを望ましい水準に保つと共に、将来にわたって維持・向上する科学的なアプローチを実践する工学です。

 私はこの3年生前期までに、サステイナブル工学基礎,サステイナブル工学実習の講義を受講し、サステイナブル工学の基礎について学びました。

 これらの講義・実習を通して、ライフサイクルアセスメント(LCA)というツールを使用して、今直面している課題を解決し、サステイナブル社会を実現していくのが工学部に所属している私たちの役目なのだと感じました。

 3年生の後期には、グループワークを通して実践的なサステイナブル工学を学ぶサステイナブル工学プロジェクト演習が開講されます。

 サステイナブル工学を講義・実習・演習の異なる3形式で学ぶことができるのは、東京工科大学工学部だけと聞いています。

 これら一連の授業を通して、環境効率などをLCA計算することによって、ものづくりのサステイナビリティーを定量的に論じられるようになりたいです。

 

 来る4年生では材料グリーンプロセス研究室での卒業課題や就職活動が待っています。

 工学科での3年間の学びや経験を活かして、何事にも積極的に挑戦し自分を成長させつつ、充実した大学生活を送りたいと思っています。

 

 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

コーオプ実習成果発表会を開催しました

| 投稿者: 機械工学科

コーオプセンター長の戸井です。

627日、片柳研究棟16階ホールにおいて、昨年秋にコーオプ実習を行なった機械工学科の学生約100名が、実習先企業での経験と学びをポスター形式でまとめ、教員やお世話になった企業の方に発表する催しが開かれました。会場には、教員や学生の他、コーオプ実習を受入れていただいた企業からも約70名の方が参加され、学生の発表に熱心に耳を傾けていました。

この成果発表会は、コーオプ教育スタート時から開催していましたが、コロナ禍の中で2020年度からはリモート形式での開催となっていました。このため、広い会場に多くの方が集まって開催されるのは実に約3年半ぶりです。会場では、学生たちが、企業で経験した業務やそこでの苦労や楽しさ、そして約2ヶ月の実習を通じての学びや成長を自信に満ちた様子で発表していました。また、企業の方と学生が再会を喜ぶ声や近況を報告する声などがあちこちで聞かれ、活気溢れる会となりました。お忙しいところわざわざ八王子キャンパスまで足を運んで下さり、学生の発表を聞いて下さる企業の皆様には感謝しかありません。

今回は、学生だけでなく、教員の日頃の研究成果も企業の方に知っていただこうということで、教員の研究紹介コーナーを会場の一角に設けました。これらの取り組みが企業と大学との交流の更なる促進につながればと考えています。

コロナもやや落ち着き、大学も多くの学生で活気を取り戻してきましたが、世の中も景気が上向き、企業活動もより活発になってきたように感じています。今後、より多くの企業の協力を得ながらコーオプ教育をさらに発展させることにより、学生が人間的にも成長しながら専門知識を身につけ、そして、その後の就職や社会人生活に自信をもって入っていけるよう一層努力していきたい と考えています。

Doi

 

新生活のスタートを切るために

| 投稿者: 機械工学科

みなさんこんにちは。

機械工学科4年生の角井優と申します。

 

突然ですが、新年度になって良いスタートを切れていますか!?

私は2年前の2021年4月に日本工学院専門学校から東京工科大学2年次へ入学した、いわゆる編入生です。

私が編入学した機械工学科2年次クラスでは、1年次から在籍しているクラスメイトがすでに各々で仲間作りを進めていました。

その輪に加わる私は学業・大学生活共にクラスメイトの協力が不可欠と考え、講義終了後にはクラスメイトが何を話しているかを調査し、それをコミュニケーションのきっかけとして人間関係を構築していきました。

気がつけば40名を超えるクラスメイトと関わりを持つことができました。

多くのクラスメイトと交わり関わる中で、コミュニケーション能力に磨きをかけ、それを学業や就職活動でも発揮しました。

その結果、グループワーク系の演習科目で好成績を収め、第一希望の企業の内定を獲得することができました。

現在は材料グリーンプロセス研究室の仲間と協力し合いながら、強ひずみ加工したマグネシウム合金の超塑性に関する卒業研究に取り組んでいます。

 

ここまで私の成功体験をお話ししたのですが、みなさんの中には「引っ込み思案な自分には無理」,「私はひとりが好き」な方がいると思います。

私が新しい環境の中でがんばったことが人間関係の構築だっただけで、みなさんそれぞれ学生生活を充実させようとする方法は違うと思います。

良い学業成績を収めること,ひとりで楽しく過ごすこと,多くの人とつながること…人によって充実した学生生活の形は様々です。

その一方で、どのような環境下・条件下であっても、自分の意思をしっかりと持って行動することが最も重要であると私は考えます。

他人に流されて追従することは自身にとって楽な選択かもしれませんが、学生生活を進めていく上で必ず大きな弊害となります。

特に就職の採用面接では、自身の考えや意見を自身の言葉ではっきり伝えることが求められ、それができないと、就職活動がままならなくなります。

常日頃からよく考え正しく判断し、それを行動や実践につなげるトレーニングを積み重ねることが大事です。

 

私が願うのは、このブログを読んでいるみなさんが楽しく充実した学生生活を送れることです。

このブログがみなさんの背中を押すきっかけになったのならば、執筆者として何よりの喜びです。

みなさん自身の意思を持って、素晴らしい学生生活を送れるようにがんばっていきましょう!

もちろん、私もがんばります!!

 

最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

2023年度研究室歓迎会を開催しました!

| 投稿者: 機械工学科

みなさん,こんにちは.

材料グリーンプロセス(古井・加藤)研究室に所属する,修士2年生の佐藤匠です.

 

新年度4月になり,進級・進学または就職と新たな生活がスタートした方も多いのではないのではないでしょうか.

環境が変わったこのタイミングで新しいことに挑戦し,それを習慣づけしてみるといいかもしれません.

私は研究力・英語力の向上を目標に,大学院最後の一年間を過ごしていきたいと思っています.

 

さて,私が所属する材料グリーンプロセス研究室では3月30日(木)に古井光明先生,加藤太朗先生をはじめ,大学院生3名に,新4年生11名を加えた総勢16名で2023年度研究室歓迎会を行いました.

3月なのになぜ新歓コンパ?と思われる方が多いと思いますが,そこは研究室のボスである古井先生の「4月1日からスタートダッシュしよう!」との大きな願いが込められています.

時期的にまわりのグループは送別会だったかもしれませんが,我々だけちょっと浮いていた感じも,まあごあいきょうですね.

ここ3年ほどはコロナ禍の影響もあり,大勢で集まって飲食をする機会がなかったのですが,3月13日からマスクの着用が個人に委ねられることとなったので,これをチャンスととらえて,研究室歓迎会を再開することにしました.

 

まずは古井先生の力強い訓示と乾杯に続いて,新4年生の自己紹介と決意表明,大学院生のディスりやイジりで会は楽しく進行しました.

新4年生のみなさんは,さすがによく食べ・よく飲みますね.

会のボルテージが最高潮に達したところで,私がとりまとめた2023年度の研究室のモットー「コミュニケーション力 想像力 チャレンジ精神の三刀流へ」を発表しました.

ものづくりの出発点はイメージ(想像)やアイデア.

私たち機械エンジニアが次にすべきことは,それらを形にするチャレンジ(挑戦).

特に研究は答えのない課題を解決し,答えを導き出す作業であるため,PDCAを回し,トライ&エラーを繰り返しながら,チャレンジし続けることが大事です.

また、ものづくりや研究はひとりではできないため,グループのメンバー全員で一緒に取り組む「共創」するためのコミュニケーション能力が求められます.

古井先生が機械工学科1年前期開講の「機械創造基礎」で力説しておられた、“みんなで取り組むと楽しい,良いものができるものづくり”を実践していきたいです.

そうした思いや願いが詰まった「コミュニケーション力 想像力 チャレンジ精神の三刀流へ」をモットーに掲げて,材料グリーンプロセス研究室の2023年度がスタートしました.

 

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材料グリーンプロセス研究室の2023年度のモットー

 

最後は,加藤先生のおもしろおかしい締めの言葉で,楽しかった総決起集会を終えました.

材料グリーンプロセス研究室恒例のプレート「We are 材料グリーンプロセス研究室」,「We love 材料グリーンプロセス研究室」を持って記念撮影をし,次回は夏休み前の打ち上げでまた一緒に盛り上がることを誓い合いました.

 

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楽しい宴を終えた材料グリーンプロセス研究室のメンバー

(最前列中央が古井先生,左横が加藤先生)

 

今回の歓迎会は楽しいばかりではなく, 

 ・研究室を円滑に回すために,また研究室を次の代へつないでいくために,飲みニケーションは大事 

 ・メンバー全員が楽しい時間を共有するために,準備や計画が重要 

なことなどに加えて,会の途中で古井先生がおっしゃっていた 

 ・手にしている材料こそが本当の先生.材料と対話できる力を身に付けよう! 

など,新たな気付きや学びがありました. 

これらを材料グリーンプロセス研究室のメンバー全員で共有しながら,三刀流で楽しい・充実した研究室生活を送りたいと思っていますし,それができる確信のようなものが芽生えた,このたびの歓迎会でした.

最後までお読みいただき,ありがとうございました.