夏のインターンシップから私の就職活動はスタートしました!
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2023年度の前期に材料グリーンプロセス(古井・加藤)研究室への配属が決まりました。
工学部機械工学科3年生の菊地駆です。
2023年6月、政府がインターンシップに参加した学生の評価を、就職採用の選考に用いることを認めました。
このため、各企業はこれまで以上に夏のインターンシップへ力を入れるようになっていることはみなさんご存じでしょうか。
このブログでは私が夏のインターンシップに参加することで得た気づきについて書いていきたいと思います。
夏のインターンシップに参加する目的は様々あると思います。
私は気になる業界を広く見て、自己分析に活かしたいと考え、完成車メーカーや製鉄企業など4業界8社にエントリーしました。
結果5社に合格し、予定が重なった1社は辞退したため、合計4社のインターンシップに参加しました。
不合格となった3社はエントリーシートの選考でつまずきました。
第3者にエントリーシートを見てもらい、客観的な意見を反映しなかったことがその原因だと思います。
志望度が高い企業も含まれていたため少し後悔していますが、自分の弱みがわかったと前向きにとらえて、秋冬のインターンシップに活かしていきます。
今回は特に学びが大きかった電力会社でのインターンシップ体験を、工学部での学びと合わせて紹介したいと思います。
私が東京工科大学で学び始めて2年半が経ちます。
工学部の学びの中で最も印象的だったのはコーオプ教育です。
コーオプ教育とは、2か月間の企業での実習とその前後の学修を組み合わせた教育プログラムです。
私は移動式投光器を製造・販売している企業の開発部で実習をしました。
行った業務は製品の耐久検査,ケーブル接続,圧着端子の取り付けや、CADを用いたクランク機構の設計等です。
実習終了後には企業からのフィードバックを今後の学びに活かすための事後学修がありました。
先生の客観的な視点をもとに自分自身の行動を振り返ることで、成功と失敗それぞれの要因を分析し、成長につなげることができました。
コーオプ教育を通じて、世界中で使用される製品を作る現場を目の当たりにし、世界の需要に応えて人々の生活を支えるエンジニアとして活躍したいと思うようになりました。
そこで夏のインターンシップでは、 東日本を中心に火力発電所,原子力発電所などプラントの施工,運用管理,点検,解体を通じて社会インフラを根底から支える企業において2日間のインターンシップを行いました。
その1日目には神奈川県にある事務所で企業概要の説明を受けた後、非破壊検査を体験しました。
非破壊検査とは、物を壊さずに亀裂や損傷を検出する検査です。
プラントのパイプなどの対象物を稼働したまま、傷つけずに欠陥を発見できるため電力会社にとって重要な技術です。
非破壊検査技術によりプラントの安心・安全操業を可能にしていると学びました。
2日目は実際に火力発電所を見学し、施工管理職の業務内容を具体的に教えていただきました。
一般公開していない巨大なタービンを間近で見て、そのダイナミックさに自然と心が躍りました。
施工管理職の仕事は、工事の計画を立てて安全施工を行うことと大まかな内容は知っていました。
インターンシップではそれに加え、どのような資料をもとに計画を立てて、どの程度の品質基準を目指し、どういった報告書の作成が必要になるのかといった詳しい業務内容を知ることができました。
私が感じたインターンシップ参加のメリットは、企業の経営方針や業務内容はもちろんのこと、魅力や特徴をリアリティーをもって知ることができる点です。
その魅力が企業選びに役立ち、他社との比較要素につながり、志望動機がさらに明確になっていくでしょう。
実際の仕事を体験することで、これまで不鮮明だった自分の意欲や興味がはっきり見えてきます。
3年生だけでなく1年生,2年生も対象にしているインターンシップが数多くありますので、時間を作って積極的に参加してみましょう。
その一歩が実りある、また自分らしい人生につながるはずです!