サステイナブル

足跡は地球を救う!その2「CFPの弁明」

| 投稿者: 機械工学科

 みなさん、お久しぶりです。サステイナブルマネジメント研究室芝池です。
 前回は『足跡は地球を救う!』の第一弾としてfootprintに関する全般的なお話をしましたが、今回はその実施例である「〇〇 footprint」の一つめ、CFPについてご紹介したいと思います。

 CFPはCarbon Footprint of Productsの略称ですが、通常は単に「カーボンフットプリント」と呼ばれています。
 その名が示す如く、身の周りのProduct(商品やサービス)のライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガス(Greenhouse Gas, GHG)の排出量を二酸化炭素(CO2)に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組みなのです。
 つまり、LCA(ライフサイクルアセスメント)の分析結果から地球温暖化への影響の部分を抜き出して数値化し、わかり易く「見える化」された情報だと言えます。

  【出典】(一社)産業環境管理協会

続きを読む

足跡は地球を救う!その1「吾輩はfootprintである」

| 投稿者: 機械工学科

 みなさん、お久しぶりです。サステイナブルマネジメント研究室芝池です。
 昨年度は「サステイナブル工学基礎」「サステイナブル工学実習」「サステイナブル工学プロジェクト演習」という工学部三学科共通科目の実施状況を中心に報告しましたが、今年度は再びシリーズものでお目にかかろうと思います。
 その第一弾として、まずは『足跡は地球を救う!』というテーマでお届けします。
 足跡とは、そう、みなさんが毎日地球を踏みつける度に地面に残されるアレです。
 でもその足跡がなぜ地球を救うのか、わかりますか?・・って、そんなのわかりっこないですよね。
 実は、足跡は英語ではfootprintと言いますが、このfootprintがこれからとても重要なキーワードになってくるという不思議なお話なのです。

続きを読む

ついにクライマックスへ!「サステイナブル工学プロジェクト演習」

| 投稿者: 機械工学科

 みなさん、こんにちは。サステイナブルマネジメント研究室芝池です。
 今回は、「サステイナブル工学基礎」「サステイナブル工学実習」と続けて来た、サステイナブル工学に関する一連の講義の集大成とも言える「サステイナブル工学プロジェクト演習」の実施状況について報告します。

 工学部生が全員一緒に学修するサステイナブル工学の3つの講義も、いよいよ3年後期の「サステイナブル工学プロジェクト演習」が始まり、最終段階に突入しました。
音楽に例えるなら、全曲を貫くテーマに沿って重要な主題を提示しダイナミックに展開する第1楽章、そして緩徐楽章としてテーマを深く掘り下げながら静かにかつ確かに力を蓄える第2楽章に続く、華麗なフィナーレに向けて総力を結集し存分に個々の技量を発揮して高らかに主題を協奏する第3楽章に相当するのであり、今まさに終曲にふさわしい壮大なフーガが進行中なのだと言っても決して過言ではないでしょう。
 え、テーマとは何かって? もちろん「サステイナブル社会の実現」ですよね。
 だってサステイナブル工学は、Planet(環境との調和)、People(生活の質の向上)、Prosperity(経済の活性化)をバランスよく発展させながら、サステイナブル社会の実現に貢献するのが使命なのですから。

続きを読む

リサイクル工場見学記 (その2)

| 投稿者: 機械工学科

 サステイナブルマネジメント研究室芝池です。
前回に引き続き、株式会社リコーさんのリサイクル拠点である「リコー環境事業開発センター」の施設見学記です。

 研究開発の中から、使用済みプラスチックの油化リサイクル技術を紹介します。
市場から戻ってきたコピー機には使用済みの、トナーがいっぱい付着したカートリッジが必ず含まれています。
 これを高熱で分解処理し、金属部品はリサイクルして活用し、プラスチック部品は燃料化しようという複雑な技術の開発に取り組んでいるのです。
10kgの使用済みトナーカートリッジから約1.5kgの混合油が精製できるそうで、1年に3,000トン以上のCO2を削減(30万本の杉に相当)しているというお話でした。


使用済みトナーカートリッジから燃料油を精製する実験設備の一部

続きを読む

リサイクル工場見学記(その1)

| 投稿者: 機械工学科

 ご無沙汰しています。サステイナブルマネジメント研究室芝池です。
 実は、工学部には「サステイナブル工学研究会」と称する教員の組織があり、講演を聴いたり勉強会を開いたりして日々研鑽を重ねています。
 その活動の一環として先日、環境マネジメント活動でも著名な株式会社リコーさんのリサイクル拠点である「リコー環境事業開発センター」の施設見学に行ってきましたので、この場を借りて報告をしたいと思います。

続きを読む

快調です「サステイナブル工学実習」

| 投稿者: 機械工学科

みなさん、ご無沙汰しています。サステイナブルマネジメント研究室芝池です。
 今回は「サステイナブル工学基礎」の授業に引き続いて実施されている「サステイナブル工学実習」の状況を報告します。

続きを読む

「サステイナブル工学基礎」の今期授業が無事終了!

| 投稿者: 機械工学科

 みなさん、こんにちは。サステイナブルマネジメント研究室の芝池です。
 今回は、この4月からスタートした「サステイナブル工学基礎」の授業についての続報をお届けします。

 サステイナブル工学の最初の授業は、工学部の2年生全員が一堂に会して学ぶ「サステイナブル工学基礎」ですが、今期の授業が7月22日に無事終了しました。
前回は第3回まで講義が進んだところで、環境問題の現状やエネルギー問題の動向を俯瞰して課題の要因や解決手段について考察を深めている、という報告をしましたよね。
実は、第4回以降、通常の授業とは少し変わった趣向を凝らしていたのです!
第4回から第7回の4回の授業は、機械、電気電子、応用化学の三学科に分かれて、サステイナブルな材料や設計・製造方法、ならびにシステム関連の具体事例を、学科毎の特徴をふまえつつ3人の専門の先生方から3回にわたって詳しく学ぶとともに、各学科とも残る1回を大学内の各種施設の「見学ツアー」にあてたのです。

続きを読む

Sustainabilityの密室に君は何を発見するだろうか【感動の最終回】

| 投稿者: 機械工学科

 みなさん、こんにちは。サステイナブルマネジメント研究室芝池です。
 途中にお休みが入りましたが、前回の宿題は「Sustainability におけるLife Cycle Thinking(ライフサイクル思考)以外のもう一つのLCTとは?」でしたね。
密室解明のポイントがLock(鍵)、Construction(建物)、Time(時間)だとすれば、Sustainabilityの進展にとって重要なL、C、Tは何か考えてみよう、というわけです。
 サステイナブル工学の目標はサステイナブル社会の実現への貢献であり、サステイナブル社会とは3つのP(Planet、People、Prosperity)がバランスよく進化し、持続的に発展していく社会である、とこれまで説明してきました。
 それでは、この3つのPに関連するL、C、Tを考えていきましょう。

続きを読む

「サステイナブル工学」の授業がスタートしました!

| 投稿者: 機械工学科

みなさん、こんにちは。サステイナブルマネジメント研究室芝池です。
 今回は、いつもの与太話(本人はいたってマジメです)ではなく、この4月から「サステイナブル工学基礎」の授業がスタートしましたので、その報告をいたします。

続きを読む

新々シリーズ:Sustainabilityの密室に君は何を発見するだろうか【第3回】

| 投稿者: 機械工学科

みなさん、こんにちは。サステイナブルマネジメント研究室芝池です。
前回、Sustainabilityと密室解明の共通点であるLCTとは何か、という宿題を出しましたが、答えはおわかりになりましたか?
まずはSustainability におけるLCTですが、これは前回も説明したようにLife Cycle Thinking(ライフサイクル思考)の略であり、「製品等のライフサイクル全体(資源の採掘から使用後の廃棄まで)に配慮する」という考え方でしたね。
それでは、密室解明のカギとなるLCTとは一体どのようなものでしょう。

Lct2

続きを読む

より以前の記事一覧