超激戦の材料グリーンプロセス研究室自己推薦選考を振り返って
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皆さん初めまして.
2024年度後期より材料グリーンプロセス(古井・加藤)研究室に仮配属となりました,工学部機械工学科3年の佐藤空和です.
このブログでは私が経験した機械工学科研究室配属の自己推薦選考を振り返ると共に,皆さんに自己推薦選考について詳しくお話ししたいと思います.
まず,機械工学科の研究室配属には3つの選考方法があり,各研究室が定めたそれぞれの採用方法で決まる自己推薦選考と,2年後期までの学修成績(GPA)の高い順に決まる一般1次配属,一般1次配属で不合格となった場合の一般2次配属があります.
ここで,私が自己推薦選考を志望した3つの経緯をお話しします.
1つ目はコーオプ実習を通して材料に興味を持ったからです.
2年後期のコーオプ実習では貴金属スクラップや産業廃棄物を扱う企業で実習を行いました.
様々な業務の中で貴金属材料に触れる機会があり,材料の見分け方や特性などを学びました.
ものを作る上で材料は不可欠であることは言うまでもありません.
私はコーオプ実習を通して得た材料の知識を,材料グリーンプロセス研究室のモットーである正しい材料選択と,適切な箇所に材料を配置する適材適所のスキルを身に付けることにつなげたいと考えました.
2つ目は就職支援の手厚さです.
本研究室を訪問した際,古井光明先生の詳細な説明があり,そこで卒業生が東証プライム上場企業や数多くの優良企業に就職実績があり,また3年後期の創成課題での就職サポート,例えば独自の企業説明会や工場見学会などの企画を知りました.
私はこのような充実した環境の中で,納得のいく就職活動がしたいと思いました.
3つ目は本研究室が毎年大人気であるという点です.
今回の自己推薦選考では定員3名のところ応募者が12名という超激戦でした.
私はGPAで決まる一般1次選考では入るのが難しいと判断し,本研究室に入るチャンスを逃す訳にはいかないという強い思いから,あえて超難関の自己推薦選考を志願しました.
ここからはそんな超激戦の材料グリーンプロセス研究室の自己推薦選考の概要についてお話しします.
本研究室の自己推薦選考は調書と面接の2つで審査が行われました.
調書ではコーオプ実習でためになったこと,どのような材料や音響に興味がありまたそれを活かしてどのようなものづくりを行いたいか,自己PRの3つの設問がありました.
この中でも特に自己PRはこだわってしっかり書き込みました.
私は小学5年から高校3年まで8年間野球に打ち込んでいました.
その経験をもとに培った私の長所である責任感や,本研究室が大切にしている5つの気(やる気,元気,本気,根気,勇気)をもって果敢に取り組むんだという熱意を,野球のエピソードやそれを通して感じたこと・考えたこと・成長などを交えて具体的に書きました.
次に面接です.
面接では調書に書いたことを中心に質問がありました.
面接は私ひとりに対して古井光明先生・加藤太朗先生のおふたりが面接官だったこともあり,とても真剣な雰囲気で行われました.
面接と聞くと,緊張して言葉が出てこないなど苦手意識を持っている人が多いと思います.
私も話すことが得意ではなく,面接はかなり緊張しました.
面接を終えて少し言葉がつかえてしまったり,緊張から身振り手振りが大きくなり過ぎたという後悔があります.
その一方で,うまくいったこともありました.
それは面接の所作です.
私は面接対策をしていく上で熱意を伝えるにはどうすればよいのかを常に自問自答していました.
もちろんしっかりとした受け答えをするのは当然のこととして,それ以上に面接の所作が重要ではないかという結論に至りました.
ノックの回数や部屋の入退出,椅子の座り方など,これらは細かいポイントですが面接官は必ず見ていますし,気配りや人間性が表れるポイントだと思います.
幸い中学や高校時代も面接の練習をしたことがあり,面接マナーにはある程度自信がありました.
その経験を自己推薦選考の面接に向けてさらにブラッシュアップし実践したことで,所作から自分の熱意を伝えることができたのではないかと思っています.
面接は緊張しますし,練習通りにいかないことが多いです.
しかし,苦手な中でも所作のように対策すべきことはありますし,それを実行することは非常に重要であると今回の面接で学びました.
最後に私からのメッセージです.
このブログを読んで下さった高校生の皆さん,まずは勉強と部活に全力を注いで下さい.
その中で,学びや気付きが絶対あるはずです.
ぜひ,高校で学んだことを皆さんの未来につなげて下さい.
次に機械工学科1,2年生の皆さん,研究室配属の自己推薦選考はGPAに関係なく皆さん1人1人に権利があります.
ぜひ有効に活用し,なりたい自分になるために,後悔しない満足できる研究室選びをしてください.
最後まで読んで下さりありがとうございました.