学士・修士一貫早期修了プログラムを申請して
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みなさん、こんにちは。
古井光明先生・加藤太朗先生の材料グリーンプロセス研究室に所属しています、工学部機械工学科3年生の長沼琉世です。
私は「学士・修士一貫早期修了プログラム」を利用して、2023年9月より機械工学科4年生として卒業課題Ⅰに取り組み、2024年9月からは工学研究科サステイナブル工学専攻へ進学しようとしています。
このブログでは、私が「学士・修士一貫早期修了プログラム」を申請した時の心境についてお話しします。
まず、学士・修士一貫早期修了プログラムについて説明します。
通常、大学は学部4年間,大学院は修士2年間の在学期間を経て、それぞれ学士および修士の学位を取得します。
一方、本プログラムはその6年間を学部3.5年+修士1.5年の合計6年間で修了するため、通常コースよりも、1年早く修士の学位が取得できます。
私がこのプログラムを申請した理由は正にこれです。
修士課程の修了を1年短縮することで、その分の学費が節約できます。
さらに、就業年数が1年長くなるため生涯賃金が高くなるメリットもあります。
私は機械工学科1年生の時から進学を視野に入れていたため、これは申請しない理由がないだろうと思い、当プログラムを申請しました。
ただし、このプログラムを志願するためには、2年終了時に、2年生までのすべての必修科目を含め88単位以上を修得すると共に、累積GPAが3.0以上であり、かつ、累積GPAによる学科内の成績順位が上位10%以内である厳しい条件をクリアしなければなりません。
私がこのプログラムの申請条件を満たしていることがわかった時は、機械工学科1年生から積み上げてきた学修成果が正当に評価されて、とてもうれしかったです。
私は勉強が得意ではないため、成績を上げるのは簡単ではありませんでした。
講義の内容や課題が理解できず、苦労することも多々ありました。
それでも、わからないことは真剣に勉強し、良い成績をとり続けてきました。
これまでの努力や苦労が報われて、プログラム対象者となったのはとても光栄に思います。
その一方で、不安な気持ちにも襲われました。
学士・修士一貫早期修了プログラムでは、3年生の後期から卒業研究が始まります。
このタイミングではまだ必修の講義があるため、講義を受けながら卒業研究をしなければなりません。
また、4年生の前期は大学院の講義をイミグレーション履修しながら研究活動を行います。
大学院の講義は内容がより専門的になるため、今までより苦労することが容易に想像できます。
加えて、就職活動も平行してやらなければならないため、とても忙しくなります。
講義・研究・就職をバランスよく進めるハードなスケジュールを乗り越えられるかどうか不安に感じています。
このような気持ちを抱えながら学士・修士一貫早期修了プログラムを申請しました。
10月には卒業研究のテーマが決まり、材料の音色が人の心地良さに及ぼす影響を音響学的解析により明らかにする課題に取り組んでいます。
材料グリーンプロセス研究室の指導教員である古井先生・加藤先生とディスカッションし、自らも試行錯誤を繰り返しながら、材料と音のマリアージュを科学したいと思っています。
卒業研究も、また修士研究も自分が今までやってきたようにコツコツと努力を重ねることで乗り越え、社会に貢献できる成果を挙げていきたいです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。