東京工科大学で何を学ぶ!? 3年生前期までの学修を振り返って
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機械工学科公式ブログをご覧のみなさん、こんにちは。
6月に古井光明先生・加藤太朗先生の材料グリーンプロセス研究室への所属が決まりました、機械工学科3年生の三浦義樹です。
このブログでは、私の3年生前期までの学びについて振り返っていきます。
東京工科大学工学部では、社会人基礎力やものづくり仕事力を養うコーオプ教育,ものづくりの持続可能性を定量的に評価するためのサステイナブル工学,世界で通用するエンジニアになるための国際的なセンスや教養・語学力を学ぶグローバル教育をカリキュラムの3本柱に位置付けています。
私が所属する機械工学科でも、この3本柱を中心に、機械工学の最先端の科目が適正に配置されたカリキュラムツリーによって講義が展開されています。
これまでの学修で特に印象に残っているのは、工学部の3つの特徴であり、社会的にも認知・評価されているコーオプ教育と、座学・実習・実演を通して、ものづくりの持続可能性を学ぶサステイナブル工学の2つです。
まず、コーオプ教育についてです。
コーオプ教育とは、学内の学修と学外での就労経験型実習を組み合わせたプログラムで、約2か月もの長期にわたるインターンシップの前後に事前学修と振り返り学修が有機的に組み込まれているカリキュラムです。
私は2年次の後期に、業務用クリーニング機械を製作している企業で部品の加工を行いました。
また、実際にその機械を使用している顧客を訪問してメンテナンス作業などを行いました。
私はそれらの実習を通して、どのような作業にも丁寧に、また粘り強く向き合うことができるという長所に気付きました。
私のミスで企業に迷惑が掛からないよう細心の注意を払い作業を行ったところ、部品の仕上がりが以前よりも良くなり、作業効率も上がりました。
また、企業の方には丁寧な作業をほめていただき、自信になりました。
私が4年次に取り組む卒業研究は言わば、答えを見つける作業・答えを作る作業。
その過程は試行錯誤の連続かと思いますが、丁寧に粘り強く取り組むことができる私の特徴を最大限発揮してがんばりたいと思っています。
次はサステイナブル工学です。
サステイナブル工学とは、サステイナブル社会の充実・発展に貢献するために、ライフサイクル思考に基づいて、Planet(地球環境との調和),People(生活の質の向上),Prosperity(経済の活性化)という3つの”P”の視点を同時に考慮し、それぞれを望ましい水準に保つと共に、将来にわたって維持・向上する科学的なアプローチを実践する工学です。
私はこの3年生前期までに、サステイナブル工学基礎,サステイナブル工学実習の講義を受講し、サステイナブル工学の基礎について学びました。
これらの講義・実習を通して、ライフサイクルアセスメント(LCA)というツールを使用して、今直面している課題を解決し、サステイナブル社会を実現していくのが工学部に所属している私たちの役目なのだと感じました。
3年生の後期には、グループワークを通して実践的なサステイナブル工学を学ぶサステイナブル工学プロジェクト演習が開講されます。
サステイナブル工学を講義・実習・演習の異なる3形式で学ぶことができるのは、東京工科大学工学部だけと聞いています。
これら一連の授業を通して、環境効率などをLCA計算することによって、ものづくりのサステイナビリティーを定量的に論じられるようになりたいです。
来る4年生では材料グリーンプロセス研究室での卒業課題や就職活動が待っています。
工学科での3年間の学びや経験を活かして、何事にも積極的に挑戦し自分を成長させつつ、充実した大学生活を送りたいと思っています。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。