激戦の自己推薦選考を勝ち抜いて
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こんにちは.
2023年度後期より,材料グリーンプロセス研究室に仮配属となりました機械工学科3年生の匂坂真子です.
このブログでは,私が経験した研究室配属の自己推薦選考についてお話ししていこうと思います.
私が所属する機械工学科の自己推薦選考は各研究室が決めた方法で,一般選考の前に行われます.
そのスケジュールは
5月15日(月)~5月21日(日);研究室訪問(配属を希望する研究室を訪問し,研究内容や研究室活動について教員や上級生から説明を受ける.)
5月22日(月)~5月29日(月);自己推薦選考申請(志望動機などと共に,配属を希望する研究室を申告する.)
5月31日(水)~6月14日(水);選考(各研究室が定める方法で候補学生を選考する.)
6月16日(金);選考結果発表
でした.
自己推薦の行方を決める材料グリーンプロセス研究室の選考は,所定の調書を手書きで作成する,そしてそれに基づいた面接でした.
それらの一番のポイントはやはり,調書に設問があり,また面接でも尋ねられた「材料グリーンプロセス研究室の自己推薦選考を志願した動機・理由」です.
私が材料グリーンプロセス研究室の自己推薦選考を願い出た理由は,材料はものづくりの基礎であり,中でも機械のエンジニアは,機械を設計する際に材料を正しく選択し,適切な箇所に配置する能力が求められることを知っていたからです.
古井先生がサステイナブル機械材料の講義で説明された「適材適所」のセンスを身に付け,ぜひ実践したいと思っていました.
研究室配属において材料グリーンプロセス研究室は毎年人気が高い一方で,私はGPAがあまり高くないため,一般選考で合格する自信がありませんでした.
そのため一回でも多く選考の機会を得るために自己推薦選考を選択しました.
予想どおり材料グリーンプロセス研究室を希望する学生は多く,自己推薦選考は定員3名のところ7名の応募がありました.
機械工学科の中では最も高倍率と聞いています.
そんな大激戦の自己推薦を勝ち抜くために私が意識したことは調書の書き方です.
調書は手書きである上に,面接時に古井先生と加藤先生が必ず読まれます.
調書が私の第一印象を左右すると言っても過言ではないと思います.
文字の上手・下手ではなく,丁寧に書くことによって私が材料グリーンプロセス研究室でやりたいこと・目指していることが熱意をもって古井先生・加藤先生に伝わると考えました.
わかりやすい調書を書く方法として,まずはきちんと下書きをし,しっかり校正してから清書をしました.
それにあたって,コーオプ演習Ⅰで学んだKJ法を活用して,別の紙何をやりたいのか,どのような材料に興味があるのかなどをひたすら単語で書き出しました.
例えば「どのようなものづくり,ちえづくりをするか」を考えたとき,まず医療器具や介護補助器具など興味がある製品をリストアップしました.
次に,高齢者や子供,女性,男性,猫,犬など,書き出した製品の対象となり得る単語を挙げました.
同じ器具でも,使う人に応じて,材料は適切に選択しなければならないことを述べました.
書くことによって自分の頭の中にあるコンテンツを目に見える形として整理し,それらをつなげて文章化することによって,具体的で伝わる調書にまとめることができたと思います.
次は、最難関とも言うべき面接です.
キーワードを書き出す→整理する→文章化するという,調書を作成する一連の作業によって,瞬時に,また簡潔に答えることが求められる面接も,何とかクリアしました.
面接の対策として,調書の内容や研究室に関する質問には,きちんと答えられるようにしました.
特に「材料グリーンプロセス研究室の自己推薦選考を志願した動機・理由」は面接で必ず尋ねられると予想したため,調書に書ききれなかった詳細まで話せるようまとめておきました.
自己推薦選考をすべて終えた今感じていることは,調書は伝えたいことを明確にする(要点整理),面接ではそれらを伝えようとする強い気持ち(熱意)が大事だということです.
自己推薦選考を申請する学生は,その研究室に強い思いやこだわりがある人ばかりです.
つまり,その学生の数だけ調書の書き方や面接への対策があります.
ここでも大事なことは「適材適所」で,求められていること・伝えたいことを見つけ,それを文章の中で適切にアレンジすることによって,より効果的なアピールにつながります.
私が行った調書・面接への対策は、単に激戦の自己推薦選考を勝ち抜くためだけでなく,この夏休みから始まる就職活動にも活かせるものです.
自己推薦選考の機会を与えて下さった古井先生・加藤先生に感謝すると共に,さらに高いレベルのプロモーションを目指して,自己研鑽に励みたいと思っているところです.
最後までお読みいただき,ありがとうございました.