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2023年8月

2023年8月31日 (木)

激戦の自己推薦選考を勝ち抜いて

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こんにちは.

2023年度後期より,材料グリーンプロセス研究室に仮配属となりました機械工学科3年生の匂坂真子です.

このブログでは,私が経験した研究室配属の自己推薦選考についてお話ししていこうと思います.

 

私が所属する機械工学科の自己推薦選考は各研究室が決めた方法で,一般選考の前に行われます.

そのスケジュールは

 5月15日(月)~5月21日(日);研究室訪問(配属を希望する研究室を訪問し,研究内容や研究室活動について教員や上級生から説明を受ける.)

 5月22日(月)~5月29日(月);自己推薦選考申請(志望動機などと共に,配属を希望する研究室を申告する.)

 5月31日(水)~6月14日(水);選考(各研究室が定める方法で候補学生を選考する.)

 6月16日(金);選考結果発表

でした.

 

自己推薦の行方を決める材料グリーンプロセス研究室の選考は,所定の調書を手書きで作成する,そしてそれに基づいた面接でした.

それらの一番のポイントはやはり,調書に設問があり,また面接でも尋ねられた「材料グリーンプロセス研究室の自己推薦選考を志願した動機・理由」です.

私が材料グリーンプロセス研究室の自己推薦選考を願い出た理由は,材料はものづくりの基礎であり,中でも機械のエンジニアは,機械を設計する際に材料を正しく選択し,適切な箇所に配置する能力が求められることを知っていたからです.

古井先生がサステイナブル機械材料の講義で説明された「適材適所」のセンスを身に付け,ぜひ実践したいと思っていました.

研究室配属において材料グリーンプロセス研究室は毎年人気が高い一方で,私はGPAがあまり高くないため,一般選考で合格する自信がありませんでした.

そのため一回でも多く選考の機会を得るために自己推薦選考を選択しました.

予想どおり材料グリーンプロセス研究室を希望する学生は多く,自己推薦選考は定員3名のところ7名の応募がありました.

機械工学科の中では最も高倍率と聞いています.

 

そんな大激戦の自己推薦を勝ち抜くために私が意識したことは調書の書き方です.

調書は手書きである上に,面接時に古井先生と加藤先生が必ず読まれます.

調書が私の第一印象を左右すると言っても過言ではないと思います.

文字の上手・下手ではなく,丁寧に書くことによって私が材料グリーンプロセス研究室でやりたいこと・目指していることが熱意をもって古井先生・加藤先生に伝わると考えました.

わかりやすい調書を書く方法として,まずはきちんと下書きをし,しっかり校正してから清書をしました.

それにあたって,コーオプ演習Ⅰで学んだKJ法を活用して,別の紙何をやりたいのか,どのような材料に興味があるのかなどをひたすら単語で書き出しました.

例えば「どのようなものづくり,ちえづくりをするか」を考えたとき,まず医療器具や介護補助器具など興味がある製品をリストアップしました.

次に,高齢者や子供,女性,男性,猫,犬など,書き出した製品の対象となり得る単語を挙げました.

同じ器具でも,使う人に応じて,材料は適切に選択しなければならないことを述べました.

書くことによって自分の頭の中にあるコンテンツを目に見える形として整理し,それらをつなげて文章化することによって,具体的で伝わる調書にまとめることができたと思います.

 

次は、最難関とも言うべき面接です.

キーワードを書き出す→整理する→文章化するという,調書を作成する一連の作業によって,瞬時に,また簡潔に答えることが求められる面接も,何とかクリアしました.

面接の対策として,調書の内容や研究室に関する質問には,きちんと答えられるようにしました.

特に「材料グリーンプロセス研究室の自己推薦選考を志願した動機・理由」は面接で必ず尋ねられると予想したため,調書に書ききれなかった詳細まで話せるようまとめておきました.

 

自己推薦選考をすべて終えた今感じていることは,調書は伝えたいことを明確にする(要点整理),面接ではそれらを伝えようとする強い気持ち(熱意)が大事だということです.

自己推薦選考を申請する学生は,その研究室に強い思いやこだわりがある人ばかりです.

つまり,その学生の数だけ調書の書き方や面接への対策があります.

ここでも大事なことは「適材適所」で,求められていること・伝えたいことを見つけ,それを文章の中で適切にアレンジすることによって,より効果的なアピールにつながります.

私が行った調書・面接への対策は、単に激戦の自己推薦選考を勝ち抜くためだけでなく,この夏休みから始まる就職活動にも活かせるものです.

自己推薦選考の機会を与えて下さった古井先生・加藤先生に感謝すると共に,さらに高いレベルのプロモーションを目指して,自己研鑽に励みたいと思っているところです.

 

最後までお読みいただき,ありがとうございました.

2023年8月 6日 (日)

機械工学実験講座

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皆さん、こんにちは。機械工学科の学科長の高橋です。

 

工学部機械工学科では、820日(日)のオープンキャンパスの際に、機械工学に関連した事項をわかりやすく実験で体験できる“機械工学実験講座”を下記の通り開催します。午前中のオープンキャンパスに参加・キャンバスランチ(無料)で食事した後でも参加できます。下記フォームよりお申込みください。

 機械工学実験講座は下記フォームよりお申込みください。

■機械工学実験講座申込はこちら
https://www.teu.ac.jp/siryou/pc/2023.html

オープンキャンパスに参加される方は必ず下記フォームからも申込みください。

■8月20日オープンキャンパス申込フォーム(申込制/入退場自由)
https://www.teu.ac.jp/entrance/open/reception/index.html

機械工学実験講座
コース 1)振り子による剛体の慣性モーメントと重力加速度の測定実験 2)鉄鋼材料の熱処理 3)工学的な視点から『音』について解明しよう!
実験概要  重力のおかげで、大気が宇宙へ拡散していかず地球のまわりに存在できます。生命の維持以外にさまざまなことに密接に関係しており、重力を深く理解することは重要なことです。今回の実験では、古典的なボルダの振り子による重力測定と、可搬型絶対重力計の原理について説明した後、本学で新たに制作した剛体振り子を用いた光学的時間測定とデータ処理システムによって重力加速度を推定します。同時に慣性モーメントの概念についても深く学びます。 身近にある素材(ピアノ線・針金)や器具(カセットコンロ・ペンチなど)を使って、加熱と冷却の組み合わせから成る種々の熱処理を体験し、焼きなまし・焼き入れ・焼き戻しに伴う鉄鋼材料の強度や靱性の変化を体感します。また、引張試験を行って応力ひずみ曲線を作成し、鉄鋼材料の引張強さや伸びを実測します。 私たちの生活に身近な『音』について、工学的な視点から学習していきます。今回の講座では①物体の振動と音の発生のメカニズム ②人の音の聞こえ方(ラウドネス) ③音楽による快適性の向上について、簡単な実験や体験と解説を通して音のしくみや不思議な現象を学んでいきます。音や振動について苦手意識がある方でも気軽に学べる内容になっています。
人  数 9名 10名 10名
備  考 無償 無償 無償
スケジュール 12:30-12:50 受付 12:30-12:50 受付 12:30-12:50 受付
13:00-16:00 13:00-15:00 13:00-15:00

 

2023年8月 3日 (木)

東京工科大学で何を学ぶ!? 3年生前期までの学修を振り返って

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 機械工学科公式ブログをご覧のみなさん、こんにちは。

 6月に古井光明先生・加藤太朗先生の材料グリーンプロセス研究室への所属が決まりました、機械工学科3年生の三浦義樹です。

 このブログでは、私の3年生前期までの学びについて振り返っていきます。

 

 東京工科大学工学部では、社会人基礎力やものづくり仕事力を養うコーオプ教育,ものづくりの持続可能性を定量的に評価するためのサステイナブル工学,世界で通用するエンジニアになるための国際的なセンスや教養・語学力を学ぶグローバル教育をカリキュラムの3本柱に位置付けています。

 私が所属する機械工学科でも、この3本柱を中心に、機械工学の最先端の科目が適正に配置されたカリキュラムツリーによって講義が展開されています。

 これまでの学修で特に印象に残っているのは、工学部の3つの特徴であり、社会的にも認知・評価されているコーオプ教育と、座学・実習・実演を通して、ものづくりの持続可能性を学ぶサステイナブル工学の2つです。

 

 まず、コーオプ教育についてです。

 コーオプ教育とは、学内の学修と学外での就労経験型実習を組み合わせたプログラムで、約2か月もの長期にわたるインターンシップの前後に事前学修と振り返り学修が有機的に組み込まれているカリキュラムです。

 私は2年次の後期に、業務用クリーニング機械を製作している企業で部品の加工を行いました。

 また、実際にその機械を使用している顧客を訪問してメンテナンス作業などを行いました。

 私はそれらの実習を通して、どのような作業にも丁寧に、また粘り強く向き合うことができるという長所に気付きました。

 私のミスで企業に迷惑が掛からないよう細心の注意を払い作業を行ったところ、部品の仕上がりが以前よりも良くなり、作業効率も上がりました。

 また、企業の方には丁寧な作業をほめていただき、自信になりました。

 私が4年次に取り組む卒業研究は言わば、答えを見つける作業・答えを作る作業。

 その過程は試行錯誤の連続かと思いますが、丁寧に粘り強く取り組むことができる私の特徴を最大限発揮してがんばりたいと思っています。

 

 次はサステイナブル工学です。

 サステイナブル工学とは、サステイナブル社会の充実・発展に貢献するために、ライフサイクル思考に基づいて、Planet(地球環境との調和),People(生活の質の向上),Prosperity(経済の活性化)という3つの”P”の視点を同時に考慮し、それぞれを望ましい水準に保つと共に、将来にわたって維持・向上する科学的なアプローチを実践する工学です。

 私はこの3年生前期までに、サステイナブル工学基礎,サステイナブル工学実習の講義を受講し、サステイナブル工学の基礎について学びました。

 これらの講義・実習を通して、ライフサイクルアセスメント(LCA)というツールを使用して、今直面している課題を解決し、サステイナブル社会を実現していくのが工学部に所属している私たちの役目なのだと感じました。

 3年生の後期には、グループワークを通して実践的なサステイナブル工学を学ぶサステイナブル工学プロジェクト演習が開講されます。

 サステイナブル工学を講義・実習・演習の異なる3形式で学ぶことができるのは、東京工科大学工学部だけと聞いています。

 これら一連の授業を通して、環境効率などをLCA計算することによって、ものづくりのサステイナビリティーを定量的に論じられるようになりたいです。

 

 来る4年生では材料グリーンプロセス研究室での卒業課題や就職活動が待っています。

 工学科での3年間の学びや経験を活かして、何事にも積極的に挑戦し自分を成長させつつ、充実した大学生活を送りたいと思っています。

 

 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

2023年8月 1日 (火)

8月6日(日)にオープンキャンパスを開催します

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皆さん、こんにちは。

機械工学科の広報担当のシャです。

今回は86日に行われるオープンキャンパスについてお知らせします。

 

今回の来場型オープンキャンパスでは大手予備校講師による科目対策講座や入試説明会などを申込制、入退場自由で行います。

 

機械学科では

〇機械工学科 なんでも相談コーナー

陸海空移動ロボティクス(福島)研究室では各種移動ロボットの展示、

材料グリーンプロセス(古井・加藤)研究室では材料工学や音響学研究に関する最新成果の研究紹介、

ロボットモーション(関口)研究室では機構学ミニ講義、

ヒューマンセントリックモビリティ(禹)研究室ではパーソナルモビリティ(電動車椅子)やその他ロボット支援システムの展示、

先進メカトロニクス(佘 シャ)研究室では下肢リハビリ機器や高精度制御システムの展示、

などを行います。是非ご参加ください。

 

またバーチャルオープンキャンパスでは7月3日(月)―8月31日(木)の期間に

大手予備校講師による総合型選抜対策講座や学長による大学紹介や学部・学科説明などがオンデマンド動画でご視聴になれます。

詳細内容および申込は下記よりご確認ください。

 

■8月6来場型オープンキャンパス紹介WEB

https://jyuken.teu.ac.jp/jyuken/visit_oc_202308.html

■8月6日オープンキャンパス 工学部公開研究室一覧

https://www.teu.ac.jp/gakubu/eng/oc_labo_2023_08.html

■オープンキャンパス申込フォーム

https://www.teu.ac.jp/entrance/open/reception/index.html

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入試説明会会場

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ロボコン出場機体の説明

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