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大人の新入生を迎えた大人の機械工学科

| 投稿者: 機械工学科

高校生のみなさん、おひさしぶりです。
機械工学科長の古井です。
高校生のみなさんは学年が進行して、また新たな気持ちで勉強や課外活動に取り組んでおられることと思います。

東京工科大学では、蒲田キャンパス片柳アリーナでの令和4年度入学式に続いて、翌日4月6日(水)には学部・学科に分かれて新入生ガイダンスを実施しました。
工学部機械工学科も他ではなく、きれいな桜が咲き誇る気持ちの良い青空のもと、総勢107名の新入生のみなさんを機械工学科第8期生として迎えました。
そこでは、機械工学科で学修を進めるにあたってのポイントや、充実した安全な学生生活を送るための注意事項など、約2時間にわたって新入生のみなさんへレクチャーしました。
その冒頭、学科長の挨拶として古井の出番があったのですが、しどろもどろな挨拶では古井の思いが十分伝わっていないはずですので、ブログの紙面をお借りして、新入生のみなさんに向けたエールを「大人の新入生を迎えた大人の機械工学科」というタイトルでまとめてみたいと思っています。
今しばらくお付き合い下さいね。

明治時代から今年2022年3月31日までの約140年間、日本の成人年齢は民法で20歳と定められていました。
このたび民法が改正されて、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたことはみなさんもご存知のことと思います。
つまり、この4月に機械工学科へ入学した新入生(19歳)はもちろんこと、このブログを読んでおられる高校3年生(18歳)のみなさんも4月1日からは立派な大人です。

大人にはいろいろなことができる自由と権利があるのと同時に、責任と義務が伴います。

ただ単に成人年齢に達したからではなく、表裏一体の関係である「自由と責任」,「権利と義務」をよく考えて実行できる人こそが真の大人です。

そうした自覚を常に持って国民の三大権利を適正に行使すると共に、三大義務をきちんと果たし、高校や大学のような限られた空間に留まるのではなく、積極的に広く社会と関わりながら、一歩一歩大人の階段を登って下さい。

また、大人になるのは高校3年生・機械工学科新入生のみなさんだけではなくて、機械工学科自体も今年度から野田龍介先生・加藤太朗先生ふたりの新しい先生を迎えて、また教育研究の領域もさらに広がって、まさに大人の機械工学科へと成長しました。
高校生のみなさんは、この新しい機械工学科でのびのびと機械工学を学びます。
ぜひ楽しみにしていて下さいね。

世界では日々いろいろなことが起こっています。
特に、収束のきざしが見えない新型コロナウイルス感染症の脅威は、医学・薬学のみならず、ICTをはじめとする科学技術の重要性を再認識させると共に、そのさらなる発展が期待されています。
AI・IoTの積極的な活用が求められる機械工学の分野では、みなさんがよく知っているキーワードである、Industry4.0(第4次産業革命),Society5.0(AI, IoT, ロボット,ビッグデータなどを取り入れた超スマート社会),SDGs(持続可能な17の開発目標)がそれに拍車をかけています。
機械工学科では、そうした急速な科学技術の進歩に適応するため、2050年に向けた新しいビジョン「シンセシスとアナリシスのコンパティビリティー 〜機械工学の新しい方向性〜」を定めました。
それを教育・研究の展開として示した概念図が図1です。
機械工学科の重点分野をモビリティとロボットとし、シンセシスの学術コア(設計科学としての機械工学)の教育研究を強化すると同時に、力学体系の学術的展開によりアナリシスの学術コア(認識科学としての機械工学)も推進し、サステイナブルな社会の構築に役立つ機械工学分野の発展を目指します。
先に紹介した新任の野田龍介先生・加藤太朗先生はいずれも、モビリティー技術,IoT・センシング技術の専門家であり、機械工学科の先生方と連携協力しながら、ひとづくり(教育)とちえづくり(研究)をダイナミックに押し進めていきます。

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図1 機械工学科の教育・研究展開

 

その一方で、みなさんはめまぐるしい科学技術の発展に対応するため、機械工学科での4年間は何をしなければならないのでしょうか?
その答えはみなさん自身が探し求めるものなのですが、あえて答えのひとつを紹介するとすれば、「機械工学の基礎をしっかり学ぶこと」だと思います。
まさに、基礎なくして応用なし,原理・原則なくして創造なしです。
図2は機械工学科のカリキュラム構造を機械に見立てて示したもので、機械の部品を6本の太いボルトがつないでいます。
工学部共通の基礎科目の中でも特に数学と物理をベースとし、いわゆる機械の4力(ヨンリキ)が中核を成して、ものづくり学修全体を支えていますね。
つまり、みなさんが機械エンジニアになるための勉強は、すでに高校生のときから始まっているのです。
機械の4力「機械力学」,「材料力学」,「熱力学」,「流体力学」は、みなさんが機械を思いどおりに運動させるための仕組みを考える大事な学問です。
機械工学科ではそれら4力に続く「ものづくり学修」によって、機械のアイデア・具現化,設計・製作・制御,課題の発見・解決の手法を学びます。
さらに、NHK学生ロボコンへの出場を目標に掲げるロボコン,サステイナブルな太陽光エネルギーで走る電気自動車を設計開発するEVなどの学部・学科横断型ものづくりプロジェクトでそれらを実践します。
最後の集大成は、講義・演習・実習・実験によって得られた機械工学の知識や経験を活かして、卒業研究に取り組むという、機械工学の最先端でオンリーワンなカリキュラムが機械工学科にあります。
みなさんは自信をもって、また安心して機械工学科で機械ものづくりの実学,技学を精一杯学んで下さい。

 

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図2 機械工学科のカリキュラムストラクチャー

 

みなさんがよく知っているミッキーマウスの生みの親で、ディズニーリゾートの創設者であるWalt Disneyは、夢について以下のような名言を残しています。
夢は人生を明るく照らす道しるべです。
高校生のみなさんは夢を叶えるために機械工学科へ集い、互いに切磋琢磨しながら、機械工学科の4年間で具体的な目標を設定しましょう。
そして、自分の手で、自らの人生を大きく切り拓かれることを願っています。

 

  If you can dream it, you can do it !
(あなたが思い描く夢は、必ず叶う!)

 

東京工科大学八王子キャンパスでは、6月12日(日)・7月17日(日)・8月7日(日)・8月21日(日)にオープンキャンパスを開催します。

コロナ禍にあっても、高校生のみなさんやご父兄が安心して機械工学科を見学したり、体験したりできるように、感染対策と工夫を凝らして実施する予定です。

ぜひ一度、東京工科大学工学部機械工学科へいらして下さい。

高校生のみなさんが求める、また夢を叶える機械工学が、必ずそこにあります。

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