自己分析から始めましょう!
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材料グリーンプロセス研究室に所属する、機械工学科4年の今村遥生です。
東京オリンピック開幕を間近に控えて、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
このブログでは2023年4月の就職に向けて具体的なアクションを起こしつつある大学3年生の皆さんに自己分析の大切さをお話ししたいと思います。
一口に就職活動と言っても何から始めれば良いかわからずに悩んでいる人も多いと思います。
まずは自分探しの一環として、自己分析から始めることをお勧めします。
そもそも、自己分析とは何でしょうか。
自己分析は自分のこれまでの経験や思考を整理し、自分の能力や性格, 強みや弱みなどを具現化することです。
自分はどのような価値観を持っているのか、どのような思考に基づいて、どのような行動をしてきたのかなどを見つめ直し、そこから就職活動の方針を明確にしていきます。
次は就職活動にて自己分析を行う目的を考えてみます。
自己分析の目的は「自分の価値の言語化」であると思います。
どんなに良い経験値やスキルを持っていても、それを言葉や文章にしてアピールすることができなければ採用試験で良い結果を得ることができません。
つまり、自己分析は就職活動にて自分の軸を見つけるための大事な作業です。
就職活動にて自己分析を行うことのメリットは
・就職活動全体の指針を定めることができる
・自分がどのような仕事がしたいのか, どのような仕事に向いているかが見えてくる
・エントリーシートや履歴書, 面接にて自分の価値をアピールできる
などです。
実際に私が行った自己分析の例を表に示します。
➀まずは、印象に残っている経験, 努力したこと, 価値観が変化した出来事などを書き出しました。その際にどんな小さな出来事でもよいので、より多くの出来事を挙げることが大事です。
➁書き出しを行った出来事は時系列ごとに整理しました。
➂書き出した出来事についてより深堀りを行いました。
具体的にはそれぞれの経験について、概要→実際の取り組み→結果の順番でふりかえり、職業に対する自分特有の指向性を知ることができました。
この表を作成したことによって自分の価値の具現化を図り、自信を持って採用試験に挑むことができました。
表 実際に行った出来事の整理
時期 | 経験 | 概要 | 行動や取り組み | 結果 |
中学生 | 体育祭の |
体育祭の実行委員長として |
前年に起こった問題に 対して改善をかけた |
問題が解決され スムーズに競技を行えた |
高校生
|
野球部 での経験 |
試合に負けた経験から 足りないことを悟った |
過去の試合のデータや動画 から打撃練習を見直した |
打率が向上しチームの 勝利に貢献した |
|
コーオプ 実習 |
実習現場で問題を 発見し改善した |
材料置き場のマニュアル 作成を提案した |
作業効率が向上し後工程 まで行えるようになった |
大学生
|
アルバイト | 学習塾にて生徒ひとりひとりとコミュニケーションをとり学習を促した | 苦手意識を克服した 自らの経験を解いた |
生徒の苦手意識が改善され 平均点が向上した |
私は自己分析を通じて自分の奥底にある可能性に気付きました。
具体的には、高校生の野球部で練習後に素振りを1日100回毎日3年間やり遂げました。
自己分析で過去の出来事を振り返ることによって、「自分の課題を見つけ断続的に努力する」という強みに気が付きました。
それが活かされたのは、2年生後期に行ったコーオプ実習です。
実習現場で問題や課題を発見し、企業に改善を提案した経験から行動力が身に付き、何事に対しても積極的になりました。
就職活動が本格化する大学3年生の皆さんはコロナ禍での就職活動となるため、不安なことが多いと思います。
しかし、ピンチはチャンス!
焦らず今からできることをひとつひとつ行っていくことが大切です。
また、7月や8月になると夏のインターンシップが始まります。
まだ就職したい業界や業種が定まっていなくても、幅広い分野の企業のインターンシップに参加してやりたいことを見つけることもひとつの手段でしょう。
そしてその先の採用試験に直面したとき、このブログで取り上げた自己分析が、皆さんの力になれば幸いです。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。