コーオプ実習体験記(1)
| 固定リンク 投稿者: 機械工学科
初めまして.
機械工学科3年の池田です.
半年前の2年生の後期にコーオプ実習へ行ってきました.
コーオプ実習とは,実際に企業で2か月間お給料をいただきながら就業体験を行う教育プログラムです.
実習前の講義で伝わりやすい自己紹介のしかたや,ビジネスマナーを学び,事前準備をした上で実習に臨みました.
僕がお世話になった実習先は株式会社ケーテー製作所様です.
主に液体の商品を商品容器に詰める”充填機”と呼ばれる生産機械を製作している企業です.
注射器や目薬といった医薬品,シャンプーや芳香剤などの生活用品,ドレッシングやソースのような食料品まで多くの商品の充填生産機械を製作している企業です.
実習初日に過去の取り扱い商品を見せていただいたのですが,普段僕たちがドラッグストアで目にするような身近な商品ばかりで驚きました.
実習の8週間では前半の4週間は新しい生産機械を開発する部署で,テスト用機械の組み立て,調整を行い,お客様の前での充填テストを行いました.
後半の4週間は機械の組み立てを行う部署で生産機械部品の加工,組み立てを行いました.
↑お客様からのご要望に応じて容器収納ケースを製作しました
お客様の前で動かす機械の調整は,”失敗できない”という強い思いから責任感を持って作業をしました.自分の調整した機械の充填テストが無事成功したときにはすごく達成感が得られました.とてもうれしかったし,仕事に対してのやりがいを感じました.
生産機械部品の加工では今までやったことのない溶接加工をさせていただいたり,現場で使われている加工テクニックを教えていただいたり,と学ぶことばかりでとても楽しかったです.
大学の講義で学んだ理論が現場で実践されている姿を間近で見ることができて、講義の大切さを感じ,今までよりも講義へのモチベーションが上がりました。
コーオプ実習での就業体験を通して,漠然と考えていた将来の進路を真剣に考えるきっかけとなりました.
学内で参加しているロボコンプロジェクトでは,実習で学んだ機械部品の知識でロボットをコンパクトに設計にできたり,学んだ加工テクニックでロボットに使うフレームの加工工程を少なくできたりと,実習で学んだことを生かすことができました.
これからもコーオプ実習での学びを生かして活動することでエンジニアとして成長していきたいです.
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