リサイクル工場見学記 (その2)
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サステイナブルマネジメント研究室の芝池です。
前回に引き続き、株式会社リコーさんのリサイクル拠点である「リコー環境事業開発センター」の施設見学記です。
研究開発の中から、使用済みプラスチックの油化リサイクル技術を紹介します。
市場から戻ってきたコピー機には使用済みの、トナーがいっぱい付着したカートリッジが必ず含まれています。
これを高熱で分解処理し、金属部品はリサイクルして活用し、プラスチック部品は燃料化しようという複雑な技術の開発に取り組んでいるのです。
10kgの使用済みトナーカートリッジから約1.5kgの混合油が精製できるそうで、1年に3,000トン以上のCO2を削減(30万本の杉に相当)しているというお話でした。
使用済みトナーカートリッジから燃料油を精製する実験設備の一部