内閣府の国家プロジェクトで展示会に出展してきました!
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皆さんこんにちは.光・エネルギー研究室の大久保です.
今日は私が参加させて頂いている国家プロジェクトでの展示会についてご紹介したいと思います.
その国家プロジェクトとは,内閣府が主導する,戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の中の,確信的設計生産技術というものづくりをターゲットとする課題の中の,次世代レーザーコーティング技術を開発するプロジェクトです.
うーん,長い….
そんなプロジェクトの内容を説明すると更に長くなってしまいますので,まずは展示ブースの様子をご覧いただきましょう.
写真がこちら.
右側にある100インチのディスプレイに,動画が流れているのですが,これはメディア学部の菊池先生との共同プロジェクトで使った動画を流してもらっています.
そしてそのディスプレイの右下の方を見ると…
ありました,ありました.「東京工科大学」の文字が.
これで無事,国家プロジェクトに参加させて頂いていることがお分かり頂けたかと思います.
ちなみに,人がいるとこれが見えなくなってしまうので,人がいなくなった隙を見計らってこの写真を撮ったのであって,通常はこんなにガラガラではありません.一応念のため.
さて,ではその研究内容であるレーザーコーティングですが,どのようなものかと言うと,金属の3Dプリンタ技術を応用しています.
金属の3Dプリンタ技術については,手抜きで申し訳ないのですが,私の研究室のホームページを見て頂くと下のような画像でちょっと説明してあります.
説明文もそこから一部を引用しますと…
"、敷き詰めた金属の粉をレーザーで溶かしてから固めることにより、レーザーを照射した部分だけを造形する技術があります。
この技術は材料を無駄にしないサステイナブルな加工方法です"
と書いてあります.(全文はホームページを参照して下さい)
これを応用して,材料表面に金属の膜を作ろう,というのがレーザーコーティングです.
そして,この国家プロジェクトでは,もうちょっと派手な技術を開発しています.その図がこちらです.
レーザーを上から照射(ちょっと緑っぽい部分です)して,そこに金属の粉を吹き付けることにより,レーザーの当たっている部分で粉が融けます.そして,材料を移動させることにより,そこが冷え固まって金属の膜(後ろの方に伸びている部分)になります.
ちなみにこのCGもメディア学部の菊池研究室の卒業生が在学時に作ったものです.
この技術は,レーザーを斜めから照射したり,青色レーザーを使った世界で初めての機械を開発(最初の画像で「世界初」と書いてありますね)したりと更なる進化を遂げています.
そんな国家プロジェクトに参加させて頂いているような貴重な経験が出来るのも,ウチの研究室の特徴ですね.
おおくぼ
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