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大学コンソーシアム八王子学生発表会で準優秀賞!

| 投稿者: 機械工学科

皆さんこんにちは.光・エネルギー研究室の大久保です.

今回は,どこそこに学会に行って遊んだというこぼれ話ではなく,きちんと研究発表の話をしたいと思います.

12/3,4に行われた大学コンソーシアム八王子学生発表会で,卒研生(研究室所属の4年生)が準優秀賞を頂きました.

私たちの研究室では,内閣府主導の国家プロジェクトであるSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)の中の,「高付加価値設計・製造を実現するレーザーコーティング技術の研究開発」に参加させて頂いています.

そこでは,すごく簡単に言うと
「国家プロジェクトで行っている新しい技術を世の中に広めるには何が必要か」
ということについて研究を行っています.

今回はその研究について,私たちの研究室所属のメディア学部の間宮大勝君が,12/3,4に行われた大学コンソーシアム八王子学生発表会で

「技術展示において展示者と来場者の議論を活性化させる動画のエフェクト及びテロップ表現と時間構成についての研究」

と題したポスター発表を行ってきました.発表の写真が下記です.

Dsc_0486

見ての通り,ポスターを貼って,皆さんに研究の成果を発表するという形式です.

東京ビックサイトや,幕張メッセのような大きな会場で,新しい技術を披露する「展示会」という場があるのですが,そこでどのような動画を流せば来場者に興味を持ってもらえるのか,という発表を行いました.内容をものすごく簡単に言うと

「実際の機械がこっちですよ,という案内が派手なエフェクト付きで20~30秒毎にあるとよさそう.これで新しい技術に皆が興味を示しやすくなって,日本の技術はますます発展するはずです!」

という発表なのですが,めでたく,下記のように「準優秀賞」として表彰されてきました.

1

発表前の一週間は,何度も何度もポスターや話すべき台詞を修正し,(当時は本人は辛かったかもしれませんが)頑張った成果が出たようです.

「努力をすれば,報われる(こともある)」

ということが本人にも良く分かってくれたようです.

大学ではこのように

・答えが無い(=誰も最適な答えを知らない)ことを問題として,

・仮説を立てながら調査,検討,実験を行い,

・得られた結果をきちんと考えてまとめて,

・その成果と価値を他人に分かりやすく伝える

というようなことを行います.

意外と「勉強は苦手」という人でも大学で伸びる人がいる,というのはそういうのが得意な人,もしくは頑張ってみようという人だと思います.

高校生の皆さんも是非「大学でこれまでと違う勉強,体験をするぞ!」と気合を入れると,これからの大学生活が少し楽しみに見えてくるのではないかと思います.

おおくぼ

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