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ロボコンで1年生たちが大活躍

| 投稿者: 機械工学科

こんにちは,助教の上野です.

現在ロボコンメンバーたちは,大会へ向けてロボットの改良と練習に励んでいますが,今回はそれを裏で支える1年生メンバーの活動について紹介したいと思います.

現在4年生のメインメンバー6名に加え,1年生5名が積極的に活動に協力してくれています.
4月に入学したばかりで,全員普通高校出身ですから,加工法も何も全く知らない状態からの参加でした.
しかし今や彼らの協力は無くてはならないものとなっています.

池村君は,ロボット保管・メンテナンス用の台座を作っています. 

Fig1


前田君は,ロボットの機構を先輩と一緒に考えて,試作しています.

Fig2

越地君,中村君,後藤君はロボット配送用の箱を作ってくれています.

Fig3

人数がぎりぎりの状態で活動していたので,こういった作業をやってくれる1年生メンバーの協力はとても助かります.

彼らは何も知らない状態から活動を始めた.と言いましたが,はじめは「けがき作業」(材料に穴あけ位置や切断位置の印をつける作業)や「切断加工」,「ポンチ打ち」(ドリルの穴あけ位置がずれないように材料にくぼみを入れる),ボール盤で「穴あけ加工」といった,基本中の基本から始めました.
当然初めはうまくいかないので,何度も練習する人もいました.
また,3D-CADを使ってみたいという人もいたので,使い方を教えたりしました.

そして今は一つの仕事を任されるようになったのですが,その理由の一つとして彼らの持つ積極性があると思います.
例えば上にも挙げた,穴あけの練習をひたすら続けることもその一つですし,手が空いていると「何か手伝えること無いですか?」と自分から作業を求めてきたこともその一つです.
実際ロボットはほとんど完成してしまっていて,ロボットをつくるための作業自体は少なかったのですが,それ以外でやらなければならないけど人数的に難しかった作業はたくさんあったので,彼らにそういった作業をお願いすることになったわけです.

実際に「ものをつくる」ということをやってみると,足りない知識や技術,考え方が出てきます.
その都度私や先輩学生たちが教えているのですが,目的意識を持って取り組んでいるからか,理解も技術の習得もとても早く,工作室の機械を一通り扱えるようになった人さえいます.
全員が意欲的に取り組み,新しい発見,失敗を繰り返してどんどん成長しいるので,将来がとても楽しみです.

はじめは細かい作業からかもしれませんが,継続して参加して作業をこなしていくことが大事です.
日々努力を積み重ね,技術力を上げながら周りからの信頼も得ることができれば,責任ある作業を任されるようになり,最終的には自らが主動力となってチームを動かすような存在になれると思います.

これから彼らが様々なことを経験して,技術的にも精神的にも成長していき,ゆくゆくはロボコンのメインメンバーとして活躍するのを期待し,全力でサポートしていきたいと思っています!

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