春=Spring!ということでSpring-8の見学に行ってきました!
| 固定リンク 投稿者: 機械工学科
皆さんこんにちは、光・エネルギー研究室の大久保です。
遂に4月になりました。平成28年度のスタートです。
工学部機械工学科では二年生の授業も始まり、本格的な実験装置等の準備も完了しつつあります。
さて、今回はそんな実験装置等の紹介…はちょっとまだ段ボール等が片付いていなくてキレイではない(苦笑)ので、3月に研究室で行ってきた見学についてお話しさせて頂きましょう。
皆さん、Spring-8ってご存知でしょうか?下の写真が航空写真ですが、山を囲んだ輪っかが見えるかと思います。これがSpring-8という放射光を利用して様々な実験を行う理化学研究所の施設のメインの建物です。直径500mぐらい(=円周1.5kmぐらい)の大きな円形の建物全体が実験装置のようになっている超大規模な施設です。
※詳しくはリンク先をご覧ください。
東京工科大学工学部機械工学科の大久保研究室では、内閣府の戦略的イノベーションプログラム(SIP)の「高付加価値設計・製造を実現するレーザーコーティング技術の研究開発」という国家プロジェクトに参加しています。
そのプロジェクトの中で、日本原子力研究開発機構(以下原研)が Spring-8 で実験をしているので、その繋がりで見学にお邪魔させて頂きました。
プロジェクトの内容やら原研が何をしているのかはここでは置いておいて、見学の様子だけご紹介しましょう。百聞は一見に如かず。写真をご覧ください。
こんな感じで、コントロールセンター(写真上)やSpring-8の中の様子(写真下)をガラス越しに見ることが出来ます。これが約1.5kmにわたって続いているんですすごいですねぇ…って正直良く分からないですよね。
はい、これが「通常の見学コース」らしいです。ですが、我々は今回共同研究者という事で特別に中を見せて頂きました。
「やったー!中が見られるぞー!」とテンションの高まる我々ですが、先に書いたとおり、Spring-8は「放射光」を利用した実験施設です。そのため入口には…
こんな入口が待っていました。良く見ると扉の横の壁には「放射線管理区域のマーク」がっ!!代表で一名が線量計を付けて、中に入れて頂きました。
以下に、中の写真を3枚並べてみました。
これが1.5km続いている巨大な実験施設です。写真でどのくらい凄さが伝わるかは不安ですが…。
どこまで書いてよいのか良く分からない(多分大丈夫なのでしょうけれども)のでやめておきますが、大学や研究所だけでなく、日本を代表する様々な企業が様々な研究を行っていました。
まさかアノ有名な商品(一番意外だったのが化粧品)がここでの研究から誕生したなんて…というものもあり、日本の技術力の高さと、自分の不勉強さを痛感しました。
案内して下さった原研の先生はSpring-8の立ち上げからいらっしゃったそうで、色々な裏話も聞けました。もちろんここには書きません(笑)。
他にもバシバシ撮った写真をバンバン載せたいところですが、長くなってきたのでこの辺にしておきましょう。
そんなわけで、東京工科大学では国家プロジェクトに参加してみたり、その繋がりで普通は見られない施設の見学に行ったりも出来たりします。東京工科大学工学部機械工学科で君も研究してみないかっ!?
おおくぼ
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