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研究室恒例の見学イベント

| 投稿者: 機械工学科

学科長の松尾です.

先日,研究室の学生メンバーを引き連れて,2015国際ロボット展(fig.1)に見学に行きました.
このような技術展示会の見学は,私の研究室ではこの時期の恒例イベントです.

Fig1

fig.1

写真撮影を個別に許された(禁じられなかった)ところだけ簡単にご紹介です.
まず目を引くこちら(fig.2)は,黄色一色で有名な会社の産業用アームロボット.車を持ち上げてどうするのかはわかりませんが,1,700kgの重さを軽々と精度よく掴んで動かしていました.

Fig2

fig.2

こちら(fig.3)は,障害物を避けながら人についていく移動ベース.
体験者の子供さんの勝手な動きに対しても追従していて,見たところ研究用のように複雑な仕組みは使わずに,かなり実用に近いレベルの確実性を実現しているようです.結構現実に役に立つかも.

Fig3

fig.3

一方,こちら(fig.4)は介護補助などの目的で製品化が進んでいる作業アシスト機器の一つ.ただし,装着した学生に聞くと,上半身だけをサポートしていて筋力を測らずに姿勢だけで作動するらしく,無理やり重くなった腕を持ち上げさせられる感じでアシスト感が乏しく不自然とのことで,実用にはまだまだ改良の余地ありのようでした.

Fig4

fig.4

なお,ロボット業界のこのところの流行として,農業分野などでの応用が一部で注目されています(fig.5).何やらロボットコンテストの案も出ているようです.

Fig5

fig.5

総じて今年の個人的な印象は,工場などで働く産業用ロボットは地道に性能を上げているのに対して,人を相手にするサービスロボットについては相変わらずユーザーが見えない開発者の自己満足か,といったところでした.

見学の合間には,研究室恒例の「バイキングで懇親会(fig.6)」.

Fig67

fig.6

盛りだくさんの展示会,午後も見終わると日没間近(fig.7)となりました.

Fig8

fig.7

特に研究室新人の3年生は,世の中の本物のロボットや機械をまだよく知らない人が多いので,目にしたもの体験したこと全てが新鮮だったはずです.
自分の研究テーマや進路への参考になったのではないでしょうか.

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