【速報】レーザー加工機が入りました!
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みなさんこんにちは.光・エネルギー研究室の大久保です.
さて,今日は「レーザー加工機が入りました!」という事で記事を書きたいと思います.
以前の記事で書いたように,レーザーでは物を切ることが出来ます.
この詳細の説明をまだサボっていて申し訳ないのですが…それはさておき,レーザーで物を切る
「レーザー加工機」
がこの度東京工科大学工学部機械工学科の共通工作室に納品されました.
その写真がこちら!
色合いもカッコイイ素敵な装置です.
右側の蓋が開いている方が本体で,この中に切りたい物を入れて加工を行います.
左側の装置は排気装置で,レーザーで蒸発したりした物質をフィルターを通して排気します.
まだ納品されたばかりですので,細かい加工の様子等はまだお見せ出来る準備は整っていないのですが,テストとして「ノートパソコンをレーザー加工」して遊んでみました.
「いや,イキナリはやめた方が良いですよ!」
と,教授の先生に制止されたのを振り払っての大冒険(?)です!
そして加工したノートPCの写真がこちら!
ノートPCをバッサリ真っ二つに切って中を見るのかな,と想像した皆さん,期待に応えられずに申し訳ございません.さすがに買ったばかりのPCにそれは出来ません(苦笑).
実際の加工部をもう少し拡大した写真がこちらです.
レーザーのパワーを落とすことによって,ノートPCの天板の表面だけを除去し,このように名前とE-mailアドレスを彫ってみました.
※迷惑メール防止のため,大切な部分は赤い四角で塗りつぶしました
私の周囲の研究者の間ではPanasonicのノートPCが結構流行しており,学会等でうっかり置いておくとどれが誰のか分からなくなることがあるのですが,これでもうその心配はありません!
レーザーのパワーを制御することにより,このように切るだけでなく彫る事も可能です.
ただしポチッっとボタン一発で加工が出来るというわけではなく,レーザーのパラメーターを調整し,色々なテストや確認をしながら加工を行います.
今色々とものづくりが自動化されている印象を持たれていらっしゃる方も多いと思いますが,実際はその自動化された機械をどのようなパラメーターでどう動かすか,については決して自動ではありません.
当然原理を理解した上でしかも経験を積んでいないとものづくりは出来ないのです.
機械工学科ではこのような最新の加工についてもものづくりの教育,研究を行っていきます.
その内何か面白い物を作って記事を書きたいと思います.
最後に,今回は装置を納品して下さった業者のプロの方のアドバイスを頂きながらのテストでした.そのため,つまらない物を切っても得るものが無いので,失敗したらまずい物を加工すればプロのノウハウも教えてもらえる!という事でこのような冒険(?)をした次第です.
ご指導頂きましたトロテック・レーザー・ジャパン株式会社の皆様には感謝申し上げます.
おおくぼ
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