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共通工作室の紹介 -その2 3Dプロッタ-

| 投稿者: 機械工学科

こんにちは.ヒューマンメカトロニクス研究室の上野です.
前回は,機械工学で開設準備進めている共通工作室の概要について説明しました.
今回は,導入された機器の一つである,3Dプロッタ(4軸CNC切削加工機)についてご紹介します.
こちらが機器の写真です.

Pic01

3Dプロッタとは何ぞ?
という人もいるかと思いますが,「プロッタ(plotter)」とは,その名のとおり,「プロット(plot)」=「描画」するもの(機械)のことを言います.
一昔前は,「3D」ではなく,「2D」で,パソコンで描かれた線画データ(図面やグラフなど)をアウトプットする機械として使用されていたそうです.
最近では,ステッカーを製作するために,カッティングシートを切り出す用途を持ったものもあるようです.
さて,本機器は「3D」ですので,3次元的なものをプロットする機械になります.
よく似たものに,「3Dプリンタ」がありますが,3Dプロッタとの違いは,3Dプリンタが材料を熱で溶かすなどして積層していくことで物体を成形するのに対して,3Dプロッタは,エンドミルと呼ばれる刃物を使用して,切削加工することで物体を成形するところにあります.
下の写真は,3Dプリンタと3Dプロッタで作成したカメラのモデルです.

Pic02

材料を削っていくので加工中に屑が出てしまいますが,加工物の表面は非常に滑らかに仕上がります.写真からも違いがよくわかります.

Pic03

共通工作室に導入された3Dプロッタは,ローランド ディー. ジー.社の,MDX540になります.
通常は,X-Y-Zの3軸の並進動作を制御して加工する「3軸CNC加工機」なのですが,共通工作室のものは,回転軸ユニットが追加されており,合計4軸制御可能な「4軸CNC加工機」となっています.
4軸目を使用することで,写真のように,裏面の加工も可能となり,加工の幅が大幅に広がります.

Pic04

また,工具自動交換機能(Automatic Tool Changer: ATC)も追加されており,最大4本の工具を使用して加工ができます.

Pic05

3Dプロッタを使えば,なんでも!とまではいきませんが,下の写真のように,工具次第で細かい部分まで加工できます.

Pic0607

図面はThingiverseより頂戴しました.
地球の図面(左):http://www.thingiverse.com/thing:17336
アテナ胸像の図面(右):http://www.thingiverse.com/thing:935535
今回お見せした加工物は,ケミカルウッドと呼ばれる,簡単に削れる木材に近い材料でしたが,アルミニウムなども加工できます.様々な材料を選べるところは,3Dプリンタとは違って良いところかもしれません.
長くなりましたが,3Dプロッタの紹介はこの辺で終了しておきます.
次回は,導入された機械の中でも一番大きい,ワイヤカット放電加工機について説明したいと思います.
最後に,9月25日現在の共通作業室の様子を載せておきます.
物も増え,充実してきています.

Pic08

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