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世界レベルの研究を東京工科大学から!(その2)

| 投稿者: 機械工学科

皆さんこんにちは.再び光・エネルギー研究室大久保です.
前回に引き続き,国際学会について書こうかと思います.

さて,国際学会には何をしに行くでしょう?

1. 発表
2. 勉強
3. 世界各地で見聞を広める

上記,全部が正解だと僕は思っています.

ここで,3について「カンガルーの肉を食べてきました!」という話をしたいところなのですが,それは次回に取っておいて,まずは真面目に1,2 からお話しましょう.

1の発表をするのはさすがに説明不要だと思いますが,誰も聞いていない場所で発表しても意味無いですよね.

つまり,そこには「話を聞いて勉強しよう」という人がいるわけで,発表者自身も「他の人の話を聞いて勉強しよう」という姿勢で学会に臨みます.

  • 現在何が世界の研究者で問題になっているのか
  • 自分の研究はどこに強みがあって,どこが弱いのか
  • 他の研究と自分の研究とを照らし合わせてみて共同研究に発展出来ないか
  • 自分の研究とは関係無いけど単純に勉強になる

色々な事を考えながら世界中の研究者の発表を聞くわけです.

学会は何日もある一方で,自分の発表はせいぜい数十分~数時間ですから,人の話を聞く時間の方が長く,当然それがメインになるわけです.簡単に言えば

「研究調査」

すなわち2の勉強がメイン,と言えるかもしれません.

さて,そんな学会での発表というと,段の上に立ってスピーチ…というイメージかもしれませんが,今回私が行ってきた学会はポスター発表に結構力を入れている学会です.

というわけで,私もポスター発表をしてきた写真がこちら.アメリカの研究者の方がいらした時に,ちょっと写真撮影をお願いしました.自分の発表の写真というのは自分では撮れないので,ボヤけていても文句は言えません(苦笑)

Ohkubo

このように,自分の研究の内容をポスターにして貼って,来た人に説明をする,というスタイルです.壇上に上って話す発表(「オーラル」と言います)はせいぜい長くても30分程度なので,発表して質疑応答を乗り切れば終了ですが,ポスター発表は二時間以上やっています.あ,

当然英語です

そんなわけで,慣れるまではポスター発表は結構しんどいのですが,慣れるとお喋り感覚で研究の話が色々と出来るので楽しくなってきます.

そんな発表や,更には他の人達の研究発表を聞き回って,今回の学会でも色々と研究者の輪を広げることが出来ましたし,新しく「お,これやってみようかな」というネタも見つけて帰ってきたので,大変有意義な学会でした.

さて,次回は今回の堅苦しい話から一転して3の「世界各地で見聞を広める」について「カンガルーを食べてみた」「クロコダイルも食べてみた」「コアラも見てきた」「カジノも行ってきた」みたいな話をしたいと思います.乞うご期待!?

おおくぼ

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