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道の駅の水車小屋(その2)

| 投稿者: 機械工学科

みなさんこんにちは、関口です。

前回からだいぶ間が空いてしまいましたが、道の駅 東山道伊王野(とうさんどう いおうの):
http://michinoeki-tosando.jp/
にある水車のおはなしの続きです。

この道の駅の水車、観光目的だけのものではなく、ちゃんと機械として仕事もしています。

巨大な水車は小屋の中の石臼につながっています。
(これもすみませんが画像は道の駅のホームページをご覧ください:
http://michinoeki-tosando.jp/suishagoya.html
手元に適当な写真がないので詳しい説明はここでは省きますが、水車の回転軸と石臼の間にはいくつかの歯車(gear)があり、これらの歯車を介して水車の回転運動が石臼まで伝達され、石臼が回ります。
つまりこの水車小屋は、「水のエネルギーを動力源とし、水車と歯車機構を利用して石臼を回し、穀物を挽くという仕事をする機械である」と言えます。

東京工科大学工学部機械工学科では、1年次前期の「機構学」で、この水車小屋で使われているような「歯車機構(gear mechanism)」についても学びます。

なお、伊王野の道の駅の水車小屋では、この石臼で地元産の蕎麦の実を実際に挽いてそば粉を作っています。
道の駅のお食事処「水車館」では、この水車小屋で挽いたそば粉で打った「水車もりそば」や「水車ざるそば」を食べることができます。
美味しいので、お近くに行かれた際にはぜひお試しください。
我が家では伊王野に帰省すると、昼食は道の駅に「水車天ざるそば」を食べに行くのが常となっています。

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