ねじりの効果 ファイナル
| 固定リンク 投稿者: 機械工学科
こんにちは! 材料グリーンプロセス研究室の古井です。
このブログでは、ねじりが金属の成形加工や、お腹の引き締めに効果があることを2回続けて解説しました。
今回はいよいよ3回目と言うことで、ねじりとゴルフについてご紹介します。
と言っても、高校生のみなさんにとってゴルフはあまりなじみがないでしょうから、そこはお父様・お母様にお話しを聞きながら、ブログを読み進めて下さいね。
ゴルフのスウィング。
タイガーウッズや石川遼くんはきれいなフォームで打ちますよね。
彼らのスイングを見ると、クラブを持った両手を振り上げるテイクバックに始まって、クラブを振り下ろすダウンスウィング、クラブヘッドがボールに当たるアドレス、そしてクラブを振り抜くフォロースルーから成っています。
ちなみにタイガーは軽く打っても250mくらい飛ばしますからね。
それとは対称的に、私のようにほとんどゴルフをやらない人は、ボールが飛ぶ方向に強く力を入れようとして、ダウンスウィングで妙に力んだり、バランスを崩したりします。
その結果、10mくらいしか飛ばないこともあったりして。。。
しかし、よくよく考えてみれば、しっかりテイクバックをとって、ねじりの復元力を有効に利用すれば、ボールが飛ぶ方向へのパワーは、上体をねじり戻す(Back-Torsion)だけで自然に出てくるはずなんですよ。
バネに例えるならば、バネを引っ張りさえすれば、あとは放すだけで勝手にパワーが出るのと同じこと。
みなさんご存知の、物理で言うところの作用・反作用の法則ですね。
ちなみにゴルフの飛距離アップには、腹筋と背筋をバランスよく強化すると共に、肩の力みをなくして股関節の可動域を広げることが得策らしいです。
あるDVD によれば,写真のようなエクササイズ「立てひじねじり」が良いとされています。
ここでもやはり、ねじりなんですね。
ぜひ、お父様・お母様に教えてあげて下さい。
ドライバーのアベレージキャリアがコンスタントに290ヤードを越えるタイガーいわく、上体をしっかりねじり、ねじり戻るパワーをストレートにクラブヘッドへ伝えることこそが、シャープな弾道のロングドライブを身に付ける唯一かつ最良の方法なんだそうです。
立てひじねじりの運動によりフィジカルを整え、タイガーの教えに習って良いスウィングが実践できれば、あとは過分な飛距離を求めない無私無欲のマインドだけですかね。
最後に今一度、ゴルフスウィングのコツを説いたタイガーの金言を挙げて、このブログを閉じたいと思います。
ゴルフはねじりで飛ばすのです。
Power to the Back !
次回は、お湯で融ける不思議な金属についてお話ししますね。
どうぞお楽しみに!
「研究紹介」カテゴリの記事
- ISCIIA & ITCAに参加してきました! (by 大学院1年生@機械工学科卒)(2018.11.19)
- 電気学会C部門大会2018(2018.09.24)
- 内閣府の国家プロジェクトで展示会に出展してきました!(2017.04.21)
- 大学コンソーシアム八王子学生発表会で準優秀賞!(2016.12.05)
- 研究をして世界と闘おう!(2016.09.20)
「ものづくり」カテゴリの記事
- ものづくりプレゼンテーション(2016.03.15)
- ワーム型ロボットの研究開発:4輪駆動運搬車両の開発について(2016.02.08)
- 油圧ジャッキ その1: 城を動かす(2016.01.27)
- 世界レベルの研究を東京工科大学から!(その4)(2015.12.01)
- 【速報】レーザー加工機が入りました!(2015.11.19)