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「機械」って何?

| 投稿者: 機械工学科

みなさんこんにちは,工科太郎(ペンネーム)です.
特に教員個人に関係無いような事をつぶやいていくキャラクターを通して行きたいと思います.

そんなわけで,今日は「機械」についてです.
「機械工学科」であるからには「機械」についてお勉強するのだろうという事はなんとなく想像出来ると思いますが,それでは

「機械」とは何でしょう?

と聞かれて皆さんは何を想像されますか?

とある高校の講演に行った時に聞いてみたのですが,
「スパコン」「ロボット」「スマホ」「飛行機」「自動車」
等という色々な意見を出してくれました.

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では,実際に「機械」でWikipediaを見てみましょう.
色々と書かれていますが,

「日本語で「機械」は主に人力以外の動力で動く複雑で大規模なものを言い、「器械」のほうは、人力で動く単純かつ小規模なものや道具を指すことが多い」

と書いてあります.
そうなんです,「機械」は「動くもの」なんですね.
だから,スーパーコンピューターやスマートフォンは機械では無くて,ロボットや飛行機は機械になります.
今までの思い込み,イメージと少し違いました?
でも,言葉の定義としてはそうなっているのです.

…と,言葉の定義からすれば言ってしまうのですが,実態としては実はこれは半分本当で半分は嘘になります.

例えば,スーパーコンピューターは動作時には発熱するのでもの凄く熱くなります.
それを冷やすためにファンが動いていたり,冷却用の液体が動いていたりします.
それらの設計にはまさに「機械」の知識が必要です.
スマートフォンだって,バイブレーションで動きますよね.
それも「機械」の知識が無いと作る事が出来ません.

もちろん,ロボットや飛行機や自動車のような動くものを作るにも「機械」の知識は欠かせません.
更に,その内お話しますが,「機械工学」になると「もののつくり方」を学びます.
つまり,

「何かをつくろうと思ったら機械工学の知識が必要」

になるわけです.
だから,機械工学を勉強しておくと潰しが効く,という事で不況の時でも就職には強かったりするのです.

おっと,「機械」の話がいつの間にか「機械工学」の話になってきてしまいましたね.
次は「機械工学」についてお話しましょうか.

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