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ロボットを動かすための一歩

| 投稿者: 機械工学科

こんにちは。大山恭弘です。

私は、鉄腕アトムと鉄人28号に憧れて、この道に進んだ一人です。でも、大学で勉強している時に「ロボットを作る」より「ロボットを動かす技術」に興味が移り、「モータを希望通りに回転させる技術」を研究テーマのひとつとして追求しています。このような技術を制御技術と言います。

皆さんはロボットというと、どんなものを思い浮かべますか? ドラえもん、アシモ、ガンダム、ペッパー・・・ きりがないですね。

ロボットにはたくさんのモータが使われていて、一つ一つのモータが希望通りに動いて、初めて全体のロボットが動きます。ロボットを動かす第一歩は、ひとつのモータを希望通りに回転させたり、止めたりすることです。

機械工学科でも3年生の後期(秋)になると卒業研究を行う研究室が決まります。大山・三橋研究室(現在はコンピュータサイエンス学部)では、新しく 決まった3年生がこのロボットを動かす技術を確かめています。これから、写真のようなギヤボックスが付いたモータ(これをアームロボットと呼んでいます) をマイコンで制御し、希望の回転数で回したり、希望の角度で止めたりします。

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一人一人がはんだ付けでマイコンボードを作ったり、ギヤボックスを組み立てたりしています。次は、動かすプログラムを作ります。その次 に、理論通りに動くかを確かめます。3年生までに学びますが、こんな簡単なものでも、ニュートンの運動方程式の通りに動きます。最後は、みんなでこのモー タを使った4輪駆動車をつくる予定です。4人のモータが協調して動かないと、まっすぐ進みません。この技術は、現在の電気自動車や新幹線にも使われている 技術です。

次回は、動いたところを紹介しましょう。

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