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新説(珍説?):小倉百人一首は和歌のLCAだった!?【第1回】

| 投稿者: 機械工学科

みなさん、初めまして。機械工学科サステイナブルマネジメント研究室の芝池です。

「サステイナブルマネジメント」とはずいぶん奇妙な名前ですが、要するに工学部が追究しているサステイナブル工学について研究し、サステイナブル社会の実現に役立つ工業製品を生み出すお手伝いをしようという研究室なのです。「マネジメント」は通常「管理する」と訳されますが、ここでは「対象となる製品を分析し、評価し、選択し、改善する」という程度の意味で使っています。

さて、サステイナブル工学については他に詳しいので省略しますが、そのマネジメントをするときに大活躍なのがLCA(ライフサイクルアセスメント) と呼ばれる手法です。LCAはその名の通り、製品のライフサイクル(一生)をアセスメント(評価)するツールで、製品が環境に与える影響を評価する時には必ず用いられる国際標準規格です。といっても特殊な機械を使って測定したり実験したりするのではなく、製品の一生(資源の採掘に始まり、素材や部品の製造、製品の生産・組立、輸送、使用、リサイクル・廃棄に至る全段階)をくまなく調べ、環境から採取した資源の量と環境に排出した物質の量を定量的に計算する手法で、製品の機能や性能だけでなく、つくる時から捨てる時まですべてを考えるという特徴があります。複雑な環境問題に対処する不可欠な手段であり、CADやQC(品質管理)と同様、これからの製品設計や製造における必須アイテムと言ってよいでしょう。

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と、ここまで読まれたみなさんは、 なんでそのLCAとやらが小倉百人一首に関係あるの?と不思議に思われるでしょうね。お正月に家族や友達が集まって賑やかにかるた取りを楽しむのは日本の伝統的な風景ですが、実はこのかるた(小倉百人一首)には多くの謎が秘められており、今も専門家の間で熱い議論が交わされているのをご存知でしょうか。例えば、小倉百人一首は藤原定家撰だと習ったように覚えているが実はそうではないらしい(じゃ誰が?)、仮に定家が撰んだとしてなぜこの100人のこの歌なのか(西行にはもっと有名な歌があるのになぜ?)、我々の知らない別の小倉百人一首が存在する(なにそれ初耳!)、しかもその歌集とは双子の関係らしい(まさにミステリーだ!)、等々。しかし、これらの謎をLCAが解決できるとしたら・・・

ああっ、なんとここで字数が尽きてしまいました。続きは次回お話ししたいと思いますので、お楽しみに。

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