失敗することの大切さ

| 投稿者: 機械工学科

皆さんこんにちは。

材料グリーンプロセス研究室(古井・加藤研究室)に所属する、機械工学科4年の阿部真之です。

私は「学士・修士一貫早期修了プログラム」という、いわゆる飛び級制度を申請したため、まわりの同級生よりも早く卒業研究を始めており、直近の夏休みから新学期までの半年間ほど研究をしました。

そこで、その半年の間に私が研究を進めていく上で最も大切だと感じたことを話していきたいと思います。

 

ここでまず、私の研究テーマについて説明します。

私は「塩水浸漬その場引張試験によるマグネシウム合金の真の引張特性の測定」という研究を行っています。

塩水浸漬その場引張試験というのは、塩水と反応して腐食した金属を、塩水から取り出すことなくその場で引張試験を行うユニークな試験法です。

また、引張試験とは金属を両端から引っ張り、徐々に力を加えていき、ちぎることでその金属の引張荷重に対する抵抗力を測定する試験です。

下の写真は引張試験の開始前の様子で、中央に固定してあるI字形の金属の薄板を上下に引っ張ることができるようにしています。

 

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引張試験前の試験機の様子

 

私は最初、その場引張試験を行うために、試験機に取り付ける治具を設計しました。

下の図は実際に私が設計した治具の組立図です。

 

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設計した治具の組立図

 

材料が実際に手元に届き、いざ治具の製作を始めようとしたときに問題が発生しました。

引張試験中に治具が壊れないよう強度が高い金属を選択したところ、大学にある工作機械では加工することができませんでした。

この経験から、使用する金属を選ぶ際には、強度のほかにも様々な性質を深く理解する必要があることを学びました。

 

そして、外注によって加工を依頼し、治具が完成した後も問題がありました。

それは、設計した部品を試験機に取り付けることができなかったことです。

私は先輩の図面を参考に治具を設計したのですが、先輩が製作した実物の治具をよく観察すると、後から加工して試験機に取り付けられるようにした跡が見つかりました。

この経験から、ひとつのものに頼って設計するのではなく、実物があるならそれを確認し、治具を設計した人がいるなら聞いて、多くの根拠をもとに設計を行うことが大切であることを学びました。

そして、新しいテーマで研究を進めるときこそ、先生や先輩の体験談をよく聞き、自身の研究に活かせることがないかを考える温故知新の精神の重要性も学びました。

 

以上のように引張試験を行う前の段階ですでに私は多くの失敗をしました。

失敗は成功のもと。

昔からよく言われる言葉ですが、研究にも当てはまります。

研究は失敗することが多く、たとえ失敗を重ねても、それらの失敗から何を学び改善するのかを考えることは成功以上に価値があります。

失敗したからといってくじけず、冷静に対処することが将来の成功をもたらします。

失敗は研究を進めるうえで避けては通れません。

しかし、何が要因となってそれが起こったのかを正確に把握することができれば、同じミスを防ぐことができますし、私の経験を話すことでまわりの人みんなの失敗を防ぐことにつながります。

事実、材料グリーンプロセス研究室のメンバーが同じように治具を作ることになった際に、参考として自身の経験を伝えることができました。

研究室とはそういった失敗を乗り越えて得た知識・経験を記録し、メンバーと共有することで蓄積していく場です。

ここで最も悪いのは、同じ失敗を繰り返すことや、失敗を恐れて何も行動しないことです。

皆さんが研究をするときはたとえ失敗したとしてもあまり気にすることはありません。

むしろその回数が多いほど自身の研究の深みが増していくでしょう。

なぜなら、知識や方法などは事前にインターネットなどで検索し調べることができますが、実際にやってみて失敗したという経験は検索してもヒットすることがない自分だけのものだからです。

 

今回は私が半年間の卒業研究を通して大切だと感じたことをお話ししました。

私の研究は道なかばで終わりが見えません。

この先も色々な失敗をし、様々なことを学んでいくでしょう。

研究で得た経験を私の人生で活かしていくために、 さらにがんばっていきたいと思っています。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

 

 

 

卒業おめでとうございます!

| 投稿者: 機械工学科

皆さん、こんにちは!

機械工学科のヒューマンセントリックモビリティ研究室の禹です。

3月19日に学位記授与式が行われました。

 

4年生のさん、卒業おめでとうございます!

禹研究室では学士7名が卒業しました。1年間それぞれが、自身の研究に対して様々に努力した成果が卒業論文という形で表れたと考えています。

 

また、本研究室に所属している曽根優夏さんが日本ロボット学会の「優秀学生賞」を受賞しました。おめでとうございます!

曽根さんは国内の「電気学会ものづくり研究会」から国際の「The 24th International Symposium on Advanced Intelligent SystemsISIS2023)」まで、様々な学会に活発に参加し、意欲的に研究を行いました。来年度から修士進学予定であるため、さらなる活躍が期待できる学生です。

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図1.日本ロボット学会「優秀学生賞」を受賞しました!

 

卒業後、賑やかだった研究室が静かになっていることをみると、一気に寂しい気持ちが出てくることもありますが、新4年生がこれから頑張って研究できるように引き続き応援の体制を整えておきたいと考えております。

 

卒業生の皆さんは自分の夢を叶えるために引き続き頑張ってください!

私は皆さんを応援する側として頑張ります。

韓国で開催されたISIS2023に参加しました

| 投稿者: 機械工学科

皆さん、안녕하세요(こんにちは)!

ヒューマンセントリックモビリティ(禹)研究室に所属しています、機械工学科4年の曽根と阿部です。

 

韓国の光州(クァンジュ)で昨年126日から9日まで開催されたThe 24th International Symposium on Advanced Intelligent SystemsISIS2023)に参加しました!今回はISIS2023に参加した際の様子などについてお伝えします。

 

移動の関係で学会初日のWelcome Reception(懇親会)には参加せず、2日目から参加しました。2日目は私たちの発表はなかったため、他の参加者の発表やPlenary Talk(特別講演)を聞く日でした。発表は英語で行わるため、理解するのが難しいと感じる場面も多々ありましたが、スライドの図などで何とか理解できるよう必死になって聞いていました。

 

3日目はPlenary Talk(特別講演)を聞いた後、シティツアーに参加しました。このシティツアーは学会が開催しているもので、学会参加者は無料でツアーに参加することができます。ツアーではアジア文化センターAsia Culture Center)とG.MAPGwangju Media Art Platform)に行きました。

 

アジア文化センターでは様々な地域の歴史が記されているコーナーやVR機器を用いて生活を対できるコーナーなどがありました。民族の踊りが体験できるコーナーでは音楽ゲームのように上から降ってくるノーツに合わせて体を動かすことで楽しく簡単に踊りが体験でき、非常に楽しかったです!

 

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図 1 各地域の踊りを体験できるコーナー

 

G.MAPでは、メディアに関連した様々なアートを見ることができました。ブラウン管を組み合わせたビデオアートのようなものや、古い機材を用いたロボットの形をした作品などがありました。図2のロボットピエロの作家であるナム・ジュン・パイクは「ヴィデオ・アートの父」と呼ばれた現代アーティストだそうです。

 

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図 2 ロボットピエロ(ナム・ジュン・パイク作品)

 

また、この日はBanquet(宴会)がありました。Banquetでは韓国の伝統的な踊りや歌などの出し物を見ながら、同じテーブルに座った韓国の学生と交流をしました。

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図 3 Banquet会場

 

学会最終日の4日目はついに発表の日です。曽根は Designing an Interactive Robot Interface for a User-friendly Information Support System”というタイトルでARとスマートホームシステムを用いたユーザ支援についての発表を行いました。阿部は Proposal of a Human-centric Robot Character Design Support System”というタイトルでロボットのキャラクターデザインに関する発表を行いました。

発表自体は十分に練習していたため予定通りに行うことができましたが、質疑応答ではうまく答えられないことも多くあり、もっと上手い表現ができればと思う場面が何度もありました。

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図 4 発表の様子

 

発表が終わった後は翌日の帰国に備え、光州からソウルを経由して仁川空港の方面へ観光も挟みつつ移動しました。

 

さて、ついに最終日。学会参加だけでなく現地の町や文化を見て回るのも勉強、ということで朝早く起きてソウル観光へ。ソウル駅を中心に何か所か観光しました。

 

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図 5 ソウル 興礼門

 

あっという間の45日。学会での貴重な体験はもちろん、文化の違いなどを肌で感じることができました。もっと英語が上達したらさらに楽しめるだろうなと思う場面も多々あり、コミュニケーションの重要性を実感する日々でした。

 

今回の学会では「Best Presentation Award」を受賞致しました。英語の発表資料や原稿を作成し発表を行うことはかなり大変でしたが、いい結果を得ることができたため挑戦してよかったです。

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6 本学会で「Best Presentation Award」を受賞しました

 

また、今回の学会で知り合った韓国の大学の先生と学生が126日に本学に見学に来てくださいました。その際に一緒にご飯を食べ、お互いの研究やISIS2023に参加したときの話などをして交流を深めました。学会をきっかけに新しい交流ができるというのも大きな魅力だと感じました。

 

最後に、本研究はJSPS 科研費(若手研究)23K17261 の助成を受けて実施されました。この場を借りて御礼申し上げます。

さくらサイエンスプログラムによる中国地質大学(武漢)未来技術学院との交流

| 投稿者: 機械工学科

ChatGPTという対話に特化した言語モデルの登場は,社会各面に旋風を巻き起こした。これを契機に,どのようにAIを生して学際的な人材を育成するか,様々な立場から検討と議論も活発に行われている。

これを背景に,2023年8月20日~26日の間,中国地質大学(武漢)未来技術学院の大学生10名を本学に招待し,JSTの支援によるさくらサイエンスプログラムを実行し,新しい情報技術分野と工学分野において,AIを生かした学際的な人材育成を中心に交流を行った。

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参加者の集合写真(全員東京工科大学のキャンパスの綺麗さに驚いた)

工学部で開発された各種ロボットについて,AI技術を生かして,ヒューマンセントリックモビリティ,生体情報との連携や,ネットワーク制御という立場での研究紹介に,参加者たちは深く感銘した。東京都立大学の久保田 直行先生によるTopological Intelligence for Multiscopic Simulationsという招待講演や,東京工科大学の先生方の講演と実演により,各種分野におけるAIの研究にふれ,日本におけるAI研究レベルの高さにみな驚いた。また,それに加えて,中央大学名誉教授の渡辺 俊彦先生は日中市民の交流を振り返ってその重要性を改めて若い世代の皆さんに伝えた。

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講演会後の質疑応答

特に,中国地質大学(武漢)の王 焔新学長は,仙台で開催される国際会議に受賞されるために来日し,わざわざ仙台から東京工科大学まで応援しに駆けつけ,日中交流の重要性などについて経験を交えながら学生たちを激励した。

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中国地質大学(武漢)王 焔新学長は仙台から東京まで駆け付け学生たちを激励した

 

NHK学生ロボコンは,工学部が精力的に取り込んでいる挑戦プロジェクトである。それにより,学生が,課題解決型学習(Project-based learning)という手法でアクティブ的に勉強することにより大きな成果を挙げている。今回もロボコン参加者による体験談の説明や,製作したロボットの実演などを行い,日中のロボコンの話などに花が咲いた。

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ロボコンの説明と実演(その後,学生同士の交流は所定時間を超えて活発に行った)

コーオプ教育は,学内の授業と学外での就労経験型学修を組み合わせた教育プログラムであり,工学部が積極的に推し進めている。コーオプ教育参加者より,この授業による実感した実践力や総合的な社会人基礎力などの育成について,体験談を披露した。このようなスタイルの教育実践について,地質大学の参加者は非常に興味を持って詳しく説明を求めた。

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コーオプ実習に関するプレゼンテーションと交流。参加者は興味津々

このような学生同士のふれあいにより,互いの距離を縮め,参加者の皆さんは日本の大学やその環境を身近に感じるようになった。

一方,産学共同研究と技術革新の代表として,地元菊池製作所は名が知られている。今回,その会社を見学し,研究シーズを製品化し実用化するための日本企業の取り組みを紹介した。

皆さんは,日本科学未来館を見学したり,浅草寺や上野を散策したりするなど,様々な人々と出会い,文化の面からも東京を満喫した。

帰国直前の終了報告書には,みな今回のプログラムに大満足し,もっと交流したいと書かれ,ぜひまた日本で勉強・研究をしたいと,夢を膨らませて無事に帰国した。

 

学会に参加してみよう! ─私が参加したふたつの国際学会─

| 投稿者: 機械工学科

みなさん、こんにちは。

材料グリーンプロセス研究室に所属している大学院工学研究科サステイナブル工学専攻2年の岡崎颯太です。

 

みなさんは「学会」に参加したことはありますか?

学会は各分野の研究者、学生、企業などが自らの研究成果を発表し、議論や意見交換、研究者同士で交流をする場です。

最新の研究成果をお互いに知ることができ、さらに意見交換をすることで今後の研究・実験のヒントを得ることができる,研究者同士のつながりを作ることができるなど学会発表には非常に多くの利点があります。

特に研究活動のスタートラインに立つ私のような大学院生にとって、非常に多くを学ぶことのできる機会となります。

 

今回は、私が参加した国際学会2件についてお伝えしたいと思います。

 

THERMEC’2023202372日~77日)

1件目はオーストリア・ウィーンのウィーン工科大学で開催されたTHERMEC’2023です。

THERMEC’2023の正式名称はThe International Conference on PROCESSING & MANUFACTURING OF ADVANCED MATERIALS Processing, Fabrication, Properties, Applicationsといい、先端材料のプロセスなどに関する国際会議です。

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オープニングセレモニーの様子

 

THERMEC’2023は今年から対面での発表が復活したので、指導教員である古井光明先生・加藤太朗先生と共に現地オーストリアへ向かいました。

自分としては初めての海外だったので、非常に緊張しながら発表や渡航の準備を行いました。

THERMEC’2023ではPoster PresentationのStudent Postersというカテゴリで発表しました。

研究を行う学生がポスターを用いて自身の研究成果を発表するカテゴリです。

私は「Factor for improvement of plastic workability in magnesium alloy pipes through processing by torsion and back-torsion」というタイトルで、マグネシウム合金のねじり・ねじり戻し変形による特性改善効果についての発表を行いました。

ポスターセッションがスタートすると、各大学の先生方、企業の方、また学生のみなさんがポスターを自由に見て回り、気になった発表に対して質問を投げかけます。

私の発表は材料にマクロな変形を与えて特性を向上させるというわかりやすい内容であったこともあり、興味を持っていただけることができました。

そのなかで質問もいくつか受けましたが、即座に英語で返答するのは非常に難しく、ジェスチャーなどを交えながらどうにかすべての質問に返答することができました。

その一方で、自分の意図を正確に伝えられるような英語力を身につけるべきだと痛感しました。

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ポスター発表会場の様子

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ポスター発表後の記念写真

 

さて、国際学会では研究発表以外にも異国の文化に触れることも大切な勉強です。

オーストリアはヨーロッパのちょうど真ん中、東欧諸国と隣り合うような場所に位置しています。

周辺にはドイツ,スイス,チェコ,ハンガリーなどがあります。

またウィーンはオーストリアの首都で、音楽の都として有名です。

オーストリアの公用語はドイツ語なので、街中の標識や看板はドイツ語表記で読めないものばかりでした。

しかし、お店などでのコミュニケーションは英語で問題なく行うことができました。

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左:駅看板。発音符号のウムラウト(この写真ではü)やエスツェット(ß)が特徴的

右:オーストリア特有のEINBAHN(一方通行)標識

 

ここで観光した名所の中から1つご紹介します。

ウィーン市街にあるカールス教会(Karlslirche)です。

バロック建築特有の豪華かつ曲線のあるデザインで、これぞヨーロッパ!といったような外観です。

内装も非常に豪華で、特に祭壇は光の差し込み方まで計算されたようなデザインで圧倒されました。

その他にもシュテファン大聖堂やシェーンブルン宮殿なども見学しました。

いずれも日本とは全く異なる文化をひしひしと感じることができました。

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カールス教会の外観

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カールス教会の祭壇

 

iDECON/MS2023202391日~92日)

2件目は慶應義塾大学日吉キャンパスで開催されたiDECON/MS2023です。

iDECON/MS2023の正式名称はInternational Conference on Design and Concurrent Engineering & Manufacturing System Conference 2023といい、コンカレントエンジニアリングや製造システムに関する国際学会です。

マレーシアで生まれた学会ということで、参加者の方もマレーシアの方が非常に多かったです。

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慶應義塾大学日吉キャンパス入口

 

iDECON/MS2023は対面とオンラインのハイブリット形式で開催されました。

私は1日目はオンラインでの聴講,2日目はキャンパスまで足を運び、対面での口頭発表を行いました。

口頭発表はパワーポイントのスライドを使用しながら、口頭で自身の研究成果を発表する形式です。

私は「Effect of various conditions on deformation twin formation by torsion and back-torsion」というタイトルで、マグネシウム合金にねじり・ねじり戻し変形を与えた際に形成される変形双晶の形成量についての発表を行いました。

口頭発表はポスター発表と違い、発表の制限時間が定められているため、発表時間を超えないようにする必要があります。

また、聴者全員の視線が発表者へ向けられるため、ポスター発表と比べて非常に緊張感がありました。

加えて、質疑応答も質問に対してきちんと返答しなければならないので、ポスター発表の際の会話形式での返答とはまた違った難しさがありました。

 

学会では他の研究者から客観的な意見や指摘をいただけるため、自身の研究を見つめ直す貴重な機会です。

さらに海外で開催される国際学会であれば、楽しく異文化にも触れることができます。

チャンスは逃さず積極的に参加し、研究成果を発表してみましょう!

そして、自らの人生観や価値観をさらに高めていきましょう!!

 

2023年 第2回 ものづくり研究会に参加しました

| 投稿者: 機械工学科

皆さん、こんにちは!

ヒューマンセントリックモビリティ(禹)研究室に所属しています、機械工学科4年の曽根優夏です。

先日1020日に北海道で行われた電気学会ものづくり研究会に参加してきました。

 

発表前日には石狩湾新港発電所の見学会に参加させていただきました。石狩湾新港発電所は2019年から運用開始された新しい発電所で、北海道電力初のLNG(液化天然ガス)を燃料とした火力発電所です。見学会では指令室やタービンフロア、屋上に出て周囲の施設についての説明などを受けました。この発電所は海沿いの非常に風が強い場所にあり、風が強すぎて冬にはホワイトアウトしてしまう日もあるとか

 

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図1 石狩湾新港発電所 タービンフロアの様子

 

見学会の後少し自由時間があったため、ロープウェイに乗って天狗山に登りました。この天狗山は小樽市街を見下ろすことができる山で、北海道の三大夜景の一つに選ばれているそう。山頂駅付近にある展望台からは小樽の町を一望することができました!

 

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図2 天狗山 展望台からの景色

 

その後、懇親会が行われ翌日の学会に参加する方を含めた様々な企業の方に、普段の仕事内容やメリットデメリットなど様々なお話を伺うことができ、とても良い経験になりました。

 

さて、学会当日です。私は「拡張現実感技術を用いたユーザの生活支援システム開発」というタイトルで発表を行いました。

 

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3 発表の様子

初めての学会ということもあり非常に緊張したものの、何とか発表を終えることができました。質疑応答では、研究に対する質問や説明が不足している点などをご指摘いただきました。

 

今回参加した学会では唯一の学生ということもあり、他の方の発表を聞いて学ぶべき点などが多く見え、非常に良い経験となりました。発表でご指摘いただいた点などを今後の研究や発表に活かしていきたいです。

 

最後に、本研究はJSPS 科研費(若手研究)23K17261 の助成を受けて実施されました。この場を借りて御礼申し上げます。

学士・修士一貫早期修了プログラムを申請して

| 投稿者: 機械工学科

みなさん、こんにちは。

 

古井光明先生・加藤太朗先生の材料グリーンプロセス研究室に所属しています、工学部機械工学科3年生の長沼琉世です。

 

私は「学士・修士一貫早期修了プログラム」を利用して、2023年9月より機械工学科4年生として卒業課題Ⅰに取り組み、2024年9月からは工学研究科サステイナブル工学専攻へ進学しようとしています。

このブログでは、私が「学士・修士一貫早期修了プログラム」を申請した時の心境についてお話しします。

 

まず、学士・修士一貫早期修了プログラムについて説明します。

通常、大学は学部4年間,大学院は修士2年間の在学期間を経て、それぞれ学士および修士の学位を取得します。

一方、本プログラムはその6年間を学部3.5年+修士1.5年の合計6年間で修了するため、通常コースよりも、1年早く修士の学位が取得できます。

私がこのプログラムを申請した理由は正にこれです。

修士課程の修了を1年短縮することで、その分の学費が節約できます。

さらに、就業年数が1年長くなるため生涯賃金が高くなるメリットもあります。

私は機械工学科1年生の時から進学を視野に入れていたため、これは申請しない理由がないだろうと思い、当プログラムを申請しました。

 

ただし、このプログラムを志願するためには、2年終了時に、2年生までのすべての必修科目を含め88単位以上を修得すると共に、累積GPAが3.0以上であり、かつ、累積GPAによる学科内の成績順位が上位10%以内である厳しい条件をクリアしなければなりません。

私がこのプログラムの申請条件を満たしていることがわかった時は、機械工学科1年生から積み上げてきた学修成果が正当に評価されて、とてもうれしかったです。

私は勉強が得意ではないため、成績を上げるのは簡単ではありませんでした。

講義の内容や課題が理解できず、苦労することも多々ありました。

それでも、わからないことは真剣に勉強し、良い成績をとり続けてきました。

これまでの努力や苦労が報われて、プログラム対象者となったのはとても光栄に思います。

 

その一方で、不安な気持ちにも襲われました。

学士・修士一貫早期修了プログラムでは、3年生の後期から卒業研究が始まります。

このタイミングではまだ必修の講義があるため、講義を受けながら卒業研究をしなければなりません。

また、4年生の前期は大学院の講義をイミグレーション履修しながら研究活動を行います。

大学院の講義は内容がより専門的になるため、今までより苦労することが容易に想像できます。

加えて、就職活動も平行してやらなければならないため、とても忙しくなります。

講義・研究・就職をバランスよく進めるハードなスケジュールを乗り越えられるかどうか不安に感じています。

 

このような気持ちを抱えながら学士・修士一貫早期修了プログラムを申請しました。

10月には卒業研究のテーマが決まり、材料の音色が人の心地良さに及ぼす影響を音響学的解析により明らかにする課題に取り組んでいます。

材料グリーンプロセス研究室の指導教員である古井先生・加藤先生とディスカッションし、自らも試行錯誤を繰り返しながら、材料と音のマリアージュを科学したいと思っています。

卒業研究も、また修士研究も自分が今までやってきたようにコツコツと努力を重ねることで乗り越え、社会に貢献できる成果を挙げていきたいです。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

機会に恵まれて…大学ならではの海外交流,7日間の記録を添えて

| 投稿者: 機械工学科

 Xin chăo!(こんにちは)

 ヒューマンメカトロニクス研究室に所属している,工学部機械工学科4年生の赤崎恵士です.

 9月25日より,東京工科大学は後期の授業が始まっており,機械工学科の2年生はコーオプ実習に励む時期となりました.私が実習に向かったのは2年前の今頃で,そこでは派遣された企業で業務を行い,多くの知識や経験を獲得することができました.そのときの内容は今でも思い出すことができるほど貴重な体験として私の記憶にあります.

 今回のブログではそのような“実習”とは別に,今期の夏休み中に行われた実践工学プロジェクト海外演習という,新たに私の記憶に追加された貴重な体験について紹介したいと思います.

 これからの学生生活の中で,海外へ行くかどうかを悩んでいる方々への新たな検討要素として扱っていただければ幸いです.

 初めに,この実践工学プロジェクト海外演習は大学間協定を提携しているホーチミン市工業大学(IUH)に実際に学生および教員が訪問をして現地で交流をするといった内容になります.目的は,学生に今後必要とされる国際的なコミュニケーション能力やグローバルな視野を育成することです.今回は私を含めた希望した学生9名と7名の教員の先生方と共に参加することになりました.ちなみに,私が今回のプロジェクトに参加するに至った理由は,大学の紹介をするにあたってロボコン挑戦プロジェクトの紹介をしてほしいとの話が上がっていて,それにプロジェクト所属の人も参加してほしいから誰か参加しないかという話が上がったことがきっかけで,私が参加を希望しました.恥ずかしい話ではありますが,大学に所属して3年と半年,丸々ロボコン挑戦プロジェクトの活動を行っていたので,こうした大学生らしいイベントというものに参加した経験がなく,そこに少し憧れていたのではないかなと今では思います.

 参加が決定した後は,ベトナムで行われるシンポジウムでの発表のための準備を出発直前まで進めていました.(この間に,大学に訪れていた中国の学生たちに英語でロボコン挑戦プロジェクトのプレゼンをする機会があり,本番前の場数を積むことができました)

 こうした背景のもと,私たちは9月2日にベトナムのホーチミン市に向けて出発しました.飛行機は成田空港からベトナムのタンソンニャット空港を結ぶ直便で約5時間の飛行となりました.ちなみに,私は今年で22歳となりましたが,これまでに海外旅行などといった経験はなく,今回が初めての海外体験となりました.

 ベトナムと日本の時差は約2時間あり,出発時は19時でしたが,ベトナムにつく頃でもまだ23時台でした.飛行機から降りて,入国審査を済ませた後は現地の大学で宿泊することになっていたので,空港から20分程かけて車でホーチミン市工業大学へと向かいました.ベトナム生活1日目は大学について宿泊する寮の部屋に案内をされて終了しました.

 

2日目 ホーチミン市観光

 ベトナム生活2日目は現地のスーパーでの買い出しから始まりました.ベトナムでは水道水をそのまま飲むことができないので,飲料水や現地の食べ物,生活用品などを現地のスーパーに買いに行きました.買い物は順調にすることができたのですが,帰り道にスコールにあってしまいずぶ濡れの中大学に帰ることになりました.ベトナムは亜熱帯性気候で,今回訪れたホーチミン市は南部にあり,乾季と雨季があります.その中でも今回は雨季の時期にベトナムに訪問をしたので,1日に何回かは雨が降るような状況でした.

 大学に帰った後は,改めて別の服に着替えてホーチミン市の観光に行くことになりました.

 観光では,郵便局とホーチミン市を見渡せるタワー,そして市場に行きました.郵便局では,世界中の国の時刻を見ることができる時計がありました.時計の下には電話ボックスのような空間があり,ドア越しにその中に入るとその国の時間を体験できるといったものでした.


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1 各国の時刻表示

 郵便局を出た後は,ホーチミン市を見渡すことができるタワーに上り,市内全体を見渡しました.そこから見えた景色は,都市部の街並みの中に緑が見えるといった,これからも変化をしていく景色であり,東京などで見る景色とはまた違う不思議なものでした.きっと数年後にまた上れば全く違う景色になるのだろうなといった感覚がありました.


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2 タワーから眺めた景色

 

 その後は昼食を食べた後にはベンタン市場という場所に行きました.ここは観光客向けの市場として展開されており,建物の中には多くの観光客であふれていました.通路が狭く,歩いていると店員さんから日本語で「これはどうですか?」,「これ安いよ!」などとひっきりなしに言われるのでどこを見ればいいのかさっぱりでした.

 

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3 ベンタン市場

 

 ベトナム生活2日目はその後,教員の先生が予約してくださったお店でベトナム料理を堪能した後に大学に帰宅して終わりました.

 

3日目 ミトー観光ツアー

 3日目はミトーというところに観光に行くことになりました.移動は大学からバスに乗って,1時間30分ほどかけてたどり着きました.ミトーについたら現地のガイドさんと一緒にツアーを楽しみました.ツアーの内容は,メコン川を渡って島々を巡るといったものでした.

 

04-mekong 4 メコン川

 

 最初に渡った島では,はちみつとココナッツについて紹介されました.そこではガイドのマイさんから急に蜂の巣を渡されました.巣は養蜂ように作られた格子の中に作られていて,びっしりと蜜蜂が張り付いていました.その後の説明中にも常に周りに蜜蜂が飛んでいる状態だったのでなかなかにひやひやした体験となりました.(その後は何故か蛇を首に巻き付けるなどのイベントもありました)

 

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5 蜜蜂の巣

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6 首に巻かれた蛇

 

 蜜蜂の養蜂エリアを抜けると,今度はココナッツの加工場に着きました.ここでは育てたココナッツを殻とココナッツミルク,ココナッツオイルに分けてそれぞれを加工していく様子が見られました.ちなみに私はここでココナッツキャンディをお土産として購入しました.マイさんによると,ココナッツを使って作る商品は砂糖が使用されておらず,健康的でとても良い食べ物だそうです.

 ココナッツについての説明を受けた後は,メコン川を小さなボートを使って渡りました.このときの様子は回りが南国の植物に囲まれながらゆったりとその景色が流れていくもので,ベトナムの自然を感じることができました.

 

07-coconut 7 ココナッツ

 

 メコン川を小型ボートで渡った後には昼食をとるために観光用の船で別の島に向かいました.その島では何故か現地アトラクションのようなものがあり,マイさんがノリノリで進めてきました.それらのアトラクションはどれもアスレチックのようになっていて下手をすればメコン川に落ちるようなものでした.(今でもよく落ちなかったなと感じています)

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8 綱渡り(アトラクション)

 

 

 昼食を食べた後はマイさんたちとお別れをしてベトナムのお寺を訪れ,大学に帰宅しました.大学に帰ってきた後は4日目の発表のための最終確認を済ませたところで3日目が終了しました.

 

4日目 国際シンポジウム

 4日目は今回の訪問のメインイベントである国際シンポジウムの開催です.

 今回行われたシンポジウムでは初めに参加した各大学の紹介から始まり,特別講演を挟んだ後にそれぞれの分野に分かれて発表会といった流れになります.

 

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9 機械工学および先進応用メカトロニクス

 

 私が参加した分野は機械工学と先進応用メカトロニクスという分野でした.ここでは本学からは工学部機械工学科に所属する学生と教員が参加しました.発表の形式はホーチミン市工業大学の教員の先生方と東京工科大学の機械工学科の先生方の発表に加えて,今回プロジェクトに参加した学生の研究発表やベトナムの学生の発表などがありました.私は今回,自身の研究ではなく,私が所属しているロボコン挑戦プロジェクトについての紹介をさせていただきました.まさかの初の対外発表が海外という形になりましたが,発表資料やプレゼンの練習などは日本にいる間に指導教員の先生のもと,多くの推敲や練習を重ねていたので,本番で緊張はしましたが,問題なく発表できたことは今でもうれしく思っています.また,ホーチミン市工業大学の教員の先生の中にはロボコンを昔やっていた方もいらして,昔のベトナムのロボコンなどについて教えていただきました.

 

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10 ロボコン挑戦プロジェクトの紹介

 

 全ての発表が終了した後には,その分野で話したメンバーの方々に連れられてベトナム料理店に行き,そこで国際シンポジウムの打ち上げを行いました.初めてベトナムの方々と一緒にお食事をしましたが,皆さん盛り上がるための乾杯が非常に大好きで誰かがコップを掲げるたびに乾杯を繰り返していました.ちなみに,ベトナムでは乾杯をするときに「モ,ハイ,バー,ヨー!」(「1,2,3,Yo!」)の掛け声をするのでこちらを覚えておくと皆さんがベトナムを訪れた際に現地のベトナム人の方々とすぐに仲良くなれるかもしれません.

 そのようにして,打ち上げが終わった後は大学に帰宅して4日目を終えることができました.

 

5日目 味の素工場見学

 5日目はベトナムの味の素工場を見学するイベントがありました.このイベントでは早朝からホーチミン市工業大学の学生とバスに同乗して現地まで向かいました.現地に行くまでの間,隣の席に座っていたベトナム人の学生と仲良くなり,専攻している分野や趣味,好きな音楽などを教えてもらいました.(日本のアーティストが好きみたいでした)

 

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11 味の素工場見学

 

 味の素工場についた後はガイドさんに連れられて有名な味の素の生産現場を見学させていただきました.原材料を生産する畑であったり,水質を確保するためのプラントであったり,実際の生産の様子,監視体制であったりと普段私たちが利用している味の素が作られるまでを見ることができました.

 味の素工場の見学が終わった後はそのまま大学に戻ってきましたが,途中で仲良くなったベトナムの学生と一緒に観光に行こうといった話になり,少し時間をおいた後に一緒に観光に行って案内をしてもらいました.

 夜間には一緒に夜ご飯を食べに行くことになり,ピザを食べに行きました.そこでは私たちが時間を勘違いして40分遅刻したり,オーナーが日本人でたまたまお互いに日本人であることを認識する瞬間があったり,そのオーナーにベトナム人の友人が日本語で料理がおいしいことを伝えようと練習したけれど既にオーナーが帰宅してしまったことなどおもしろおかしいイベントが多々あり,海外の学生との交流をしているという実感と共に楽しい思い出となりました.

 

6日目 異文化交流会

 6日目はもう一つのメインイベントである異文化交流会がありました.このイベントでは各国の料理を振舞ったり,衣装や文化を紹介するなどといったり,自国以外の文化について直接触れてみようといったものでした.

 朝から私たちは大学の調理室に案内されて,そこで教員の先生方にお持ちしていただいた材料を使ってうどんとそうめんを作り,学生たちに振舞いました.そこでは,各国の料理が多く並んでおり,いろいろと食べさせていただきました.

 料理を食べた後は,グループに分かれてそれぞれが市内探索をしました.私たちのグループはベトナムの独立記念館と再び郵便局に行きました.独立記念館は昔,大統領などが会合などをしていた場所で現在はライブなどでも利用されることがあるそうです.建物内にはいくつかの部屋があり,それぞれが歴史的価値を持つものとして展示されていました.

 

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12 独立記念館

 

 その後は私にとっては2度目の郵便局への観光になりました.実は,2日目で紹介した時計の説明はこのときに同じグループで回っていた学生が説明してくれていたことばそのままになります.2度目に訪れた際には,1度目と異なり,郵便業務などのカウンターの数が増えており,さらににぎわった観光地になっていました.そこでは実際に時計台の中に入ってみたりして1度目ではできなかったことをすることができました.

 市内散策が終わった後は,大学に戻って夜ご飯を食べた後にステージ付きのホールに集まって各国の出しものが行われました.ここでの出しものでは,着物を着て盆踊りを会場の全員と踊るといったことをしました.多少の機材トラブルなどもありましたが,会場の全員が立ち上がって盆踊りをする姿をステージ上から眺めるといった中々体験するようなことがないことを体験できました.出しものの後は各国の衣装を見せるファッションショーが行われました.そのあとは何故かみんなでステージに上がってダンスを踊り(何も分からないので見様見真似で踊りました),最後には2匹の龍を表した人たちが表れてココナッツを割るといった演技を見せていただきました.イベントが終わった後には全員で集合写真を撮影して個別の写真会のような形で夜遅くまで過ごしました.

 

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13 異文化交流会

 

7日目 帰国

 今回のプロジェクトは本来,10日間の滞在予定ですが,私と一部の教員の先生方は日本での予定があるため,このタイミングでの帰国となりました.早朝7時の飛行機でしたが,ホーチミン市工業大学の教員の先生も空港まで同行していただき,「またお会いしましょう」と言ってお別れをしました.その後は特に問題もなく出国審査も通り(なぜか金属探知機に引っかかる),無事ベトナムから飛び立つことができました.日本ではちょうど台風が直撃しているタイミングでしたので,帰りの飛行機は過去に経験したことがないほど揺れていましたが,無事成田空港に着き,入国審査も通過して帰国することができました.

 このような形で,私の初めての海外旅行?は終了しました.今回の経験を通して,私は次のことを学びました.

  • 海外の人は話せば理解をしてくれる(理解しようとしてくれる)こと
    • どんなにたどたどしい英語であってもそれをしっかりと聞いてくれる
    • 逆に言うと話さなければ絶対に伝わらない(ジェスチャーも大事)
    • 伝わる英語で返してくれる
  • 自分はまだまだ語学力が足りないこと
    • 本当に伝えたいことを表現できない
    • 相手の言いたいことを理解できないことがある
    • 英語を話す意識が足りない
  • 異文化の人々,海外の人々とつながるということ
    • これまでは日本人とばかり話していたが,それだけでは得られない新鮮さや気づきがある
    • 彼らは自身のことをとても細かく紹介してくれる
    • 海外の人々はとても積極的で話上手

 上記のように,私は改めて今回のプロジェクトを通して気づいたこと,学びたいと思ったこと,大事にしたいと思ったこと,しなければいけないことを意識するようになりました.自身が変わったと感じるのではなく,変わりたいと思い,どう行動するのか.それができていると自覚できるようになることは今後の活動や将来の生き方としても非常に有用になるのではないでしょうか.このブログを読まれている皆さんにもぜひ,そのような自覚できる瞬間というものを経験してもらいたいです.私はそれを今回の海外訪問を経験して得ることができたと感じています.他の海外訪問プログラムも本学では多く展開されていますので,自らに合いそうなプログラムを探して参加してみてはいかがでしょうか?

 このような長々しい文章をお読みいただきありがとうございました.今回のプロジェクトで我々は楽しめたからこそ強く記憶に残り,新たに学びたいと思わせる要素となっていると私は考えています.大学は恵まれた機会の宝庫です.皆さんもタイミングが来れば(もしくは自分で求めれば)機会は必ず訪れるはずです.そのときにはぜひともその機会を活用して新たな自身の変曲点となるのではないでしょうか.

 それでは,このブログを読んでいただいている皆さんにも恵まれた機会が巡ってくることを祈念しまして今回のブログを締めさせていただきます.

 Tạm biệt! (さようなら)

 

夏のインターンシップから私の就職活動はスタートしました!

| 投稿者: 機械工学科

2023年度の前期に材料グリーンプロセス(古井・加藤)研究室への配属が決まりました。

工学部機械工学科3年生の菊地駆です。

 

2023年6月、政府がインターンシップに参加した学生の評価を、就職採用の選考に用いることを認めました。

このため、各企業はこれまで以上に夏のインターンシップへ力を入れるようになっていることはみなさんご存じでしょうか。

このブログでは私が夏のインターンシップに参加することで得た気づきについて書いていきたいと思います。

 

夏のインターンシップに参加する目的は様々あると思います。

私は気になる業界を広く見て、自己分析に活かしたいと考え、完成車メーカーや製鉄企業など4業界8社にエントリーしました。

結果5社に合格し、予定が重なった1社は辞退したため、合計4社のインターンシップに参加しました。

不合格となった3社はエントリーシートの選考でつまずきました。

第3者にエントリーシートを見てもらい、客観的な意見を反映しなかったことがその原因だと思います。

志望度が高い企業も含まれていたため少し後悔していますが、自分の弱みがわかったと前向きにとらえて、秋冬のインターンシップに活かしていきます。

今回は特に学びが大きかった電力会社でのインターンシップ体験を、工学部での学びと合わせて紹介したいと思います。

 

私が東京工科大学で学び始めて2年半が経ちます。

工学部の学びの中で最も印象的だったのはコーオプ教育です。

コーオプ教育とは、2か月間の企業での実習とその前後の学修を組み合わせた教育プログラムです。

私は移動式投光器を製造・販売している企業の開発部で実習をしました。

行った業務は製品の耐久検査,ケーブル接続,圧着端子の取り付けや、CADを用いたクランク機構の設計等です。

実習終了後には企業からのフィードバックを今後の学びに活かすための事後学修がありました。

先生の客観的な視点をもとに自分自身の行動を振り返ることで、成功と失敗それぞれの要因を分析し、成長につなげることができました。

 

コーオプ教育を通じて、世界中で使用される製品を作る現場を目の当たりにし、世界の需要に応えて人々の生活を支えるエンジニアとして活躍したいと思うようになりました。

そこで夏のインターンシップでは、 東日本を中心に火力発電所,原子力発電所などプラントの施工,運用管理,点検,解体を通じて社会インフラを根底から支える企業において2日間のインターンシップを行いました。

 

その1日目には神奈川県にある事務所で企業概要の説明を受けた後、非破壊検査を体験しました。

非破壊検査とは、物を壊さずに亀裂や損傷を検出する検査です。

プラントのパイプなどの対象物を稼働したまま、傷つけずに欠陥を発見できるため電力会社にとって重要な技術です。

非破壊検査技術によりプラントの安心・安全操業を可能にしていると学びました。

 

2日目は実際に火力発電所を見学し、施工管理職の業務内容を具体的に教えていただきました。

一般公開していない巨大なタービンを間近で見て、そのダイナミックさに自然と心が躍りました。

施工管理職の仕事は、工事の計画を立てて安全施工を行うことと大まかな内容は知っていました。

インターンシップではそれに加え、どのような資料をもとに計画を立てて、どの程度の品質基準を目指し、どういった報告書の作成が必要になるのかといった詳しい業務内容を知ることができました。

 

私が感じたインターンシップ参加のメリットは、企業の経営方針や業務内容はもちろんのこと、魅力や特徴をリアリティーをもって知ることができる点です。

その魅力が企業選びに役立ち、他社との比較要素につながり、志望動機がさらに明確になっていくでしょう。

実際の仕事を体験することで、これまで不鮮明だった自分の意欲や興味がはっきり見えてきます。

3年生だけでなく1年生,2年生も対象にしているインターンシップが数多くありますので、時間を作って積極的に参加してみましょう。

その一歩が実りある、また自分らしい人生につながるはずです!

卒業課題Ⅰポスター発表会までの卒業研究を振り返って

| 投稿者: 機械工学科

皆さん、こんにちは。

古井光明先生・加藤太朗先生の材料グリーンプロセス研究室に所属しています、工学部機械工学科4年生の山本樹です。

東京工科大学ではすでに後期が始まっていますが,皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。

 

このブログでは、8月4日(金)に行われた機械工学科の卒業課題Ⅰポスター発表会と、それまで卒業研究に取り組んだ内容について振り返りたいと思います。

大学入試に向けて進学先を選択する高校生,所属研究室を選ぶ機械工学科3年生の皆さんは、ぜひこのブログを読んで大学4年生の卒業研究の不安を解消していただけたらうれしいです。

お付き合いください。

 

材料グリーンプロセス研究室は、金属,音響,CMCの研究テーマに合わせて3つのグループに分かれています。

私は、金属グループでねじり・ねじり戻し加工した機械構造用炭素鋼S15Cの引張特性というテーマで卒業研究を行っています。

このテーマは、棒状材料の強靭化が可能な「ねじり・ねじり戻し変形」を機械構造用炭素鋼S15Cに適用し、引張特性に及ぼすねじり条件の効果やミクロ組織の変化を明らかにするものです。

コンクリートをより強靭化する鉄筋の開発などへの応用が期待できます。

 

これまでの卒業研究の道のりを2023年4月から時系列的に説明します。

 

<4月・5月>

私は、3年生までに卒業課題Ⅰ・Ⅱ以外の卒業要件単位をすべて取得し、卒業研究の実施と並行して、就職活動に専念することができました。

3年生の創成課題等で、企業説明会や模擬面接などのような就職活動を4年生に進級する前から行っていました。

模擬面接では古井先生や先輩からフィードバックを受け、自分の面接は何が良くて、何が悪いのか、またそれはどのように改善すればよいのかを的確に指摘して下さるため、面接本番に向けて何を・どのように意識して取り組めばよいかがわかりました。

その結果、5月には就職したい企業から内定をいただくことができました。

卒業研究ではテーマを選定し,先輩の卒業論文や他の研究者の学術論文を読み進めて、研究の背景や目的を見定めました。

また、実験装置の使用方法や注意点は古井先生や先輩から教えていただき、実験をスタートさせました。

 

<6月・7月>

試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ実験データが出始めました。

私は実験で使用する材料の到着が遅れたため、他の研究室メンバーに比べて研究の進捗度が遅れていました。

また、材料到着後に行った引張試験片の製作方法等の検討にも苦戦し、なかなか自身が思い描いたように結果が出ないこともありました。

しかし、トライ・アンド・エラーを繰り返すことで学べることや、新たな発見につながりました。

引張試験片の加工に使用するフライス盤やワイヤー放電加工機の適正な操作、特に、自身や工作機械の安心・安全には細心の注意を払い、ヒヤリ・ハットを少なくすることがエンジニアにとってとても大事なことを身をもって体験しました。

研究はトラブルを想定して先行して行うこと,研究室のメンバーと協力し合い、失敗を重ねてもコツコツと計画的に行うことが重要だと感じています。

企業でのものづくりも同様で、知恵や工夫を出し合いながら共働・共創した方が楽しいし、良いものができると思います。

 

<8月>

前期末の8月に行われるポスター発表会は、卒業研究の背景や目的,実施事項および結果・考察,卒業課題IIに向けた計画について、ポスターにまとめて発表します。

卒業課題Ⅰの単位取得・成績評価に関わる重要な発表会です。

ポスター原稿はストーリー立ててプレゼンテーションできるように、図や表を用いて詳しく丁寧に、かつ定量的に説明できるように制作します。

材料グリーンプロセス研究室では8月4日(金)の本番前に何度も発表の練習を行い、古井先生・加藤先生から文字の一字一句に至るまでの指摘やアドバイスをいただき、ブラシュアップを重ねます。

ポスター発表会では、専門分野が異なる人に向けて発表することで自分の研究の理解を深めました。

また、様々な指摘や意見・アドバイスをいただき、研究の方向性の幅を広げることができました。

 

いかがでしょうか。

機械工学科4年生前期の流れがイメージできたでしょうか。

卒業研究は大学生生活の集大成です。

卒業課題Ⅰの経験を活かし、常に前向きに取り組み、残り半年の学生生活を充実したものにしていきたいと思います。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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